ポケモン剣盾 ダブルランクバトル シーズン11構築記事 ~カビゴンサマヨール~

 こんにちは。HANZOです。今回はポケモン剣盾ダブルランクバトルシーズン11で使用した構築をご紹介します。早速ですが今シーズンの最終結果は、

・本ROM(TN:HANZO);最終28位(最終レート1913)

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・サブROM(TN:えりな);最終63位(最終レート1866)

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私自身ここまでの成績を残せると思っていなかったため、素直に嬉しいです。しかし同時にもっとやれたという思いと、構築完成度的にも中途半端に終わってしまった感があります(あくまで私個人の感想です)。しかし、自作のPTで過去最高レートを更新することができたので、今回記事として残します。

 

 

 

 

 

Ⅰ. 使用PT

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 今回はこの構築で本ROM・サブROM共に潜っていました。しかし、この並びにたどり着くまでにはかなり負けを重ねました。シーズン10の話になりますが、当初はカマスジョーとニンフィアによるダイアークビートダウン構築を使っていましたが、全く勝てず(おそらく構築もプレイングも悪かった)、10000~20000位を彷徨っていました。それでも懲りずに対戦を重ねていたところ、ピッピカビゴンポリゴンZの構築とマッチングしました。私はピッピポリゴンZの並びを警戒して選出を選びましたが、相手の初手はピッピカビゴン。そこからピッピ守る、カビゴンじばくを通されて盤面壊滅状態になり、裏から出てきたDMポリゴンZに成すすべなく敗れました。この時の対戦が、今回の構築のヒントになってくれました。

 まず、自分が負けた試合と同様にカビゴンピッピで試作しました。使用感としては、

・鋼タイプへ受けだしされるときつい

・意外と火力不足

サマヨール相手にどうしようもない

・立ち回りが制限されすぎて窮屈

といった感じでした。特に、相手ポケモンをじばくで突破できなかった場合に数の有利を取れず、押し負けてしまいました。ただ、初手自爆という行動は意外と読まれにくく、相手に圧力を与えていることもまた事実でした。そこで、以下の条件を満たせばもっと強くなるのではないかと考えました。

・じばくの威力をさらに上げること

カビゴンの横のポケモンがじばくで倒れず、2ターン目以降も仕事ができること

まず、「じばくの威力をさらに上げること」に関しては「てだすけ」が回答だと思いました。そして「カビゴンの横のポケモンがじばくで倒れず、2ターン目以降も仕事ができること」についてはゴーストタイプのポケモンを使用すれば解決できると考えました。これらの条件を持つポケモンを探していたところ、サマヨールにたどり着きました。この2体が構築の核となります。

 続いて残りの4体についてですが、ここまではDMエースポケモンが不在なため、シーズン11環境(シーズン9で使用率上位ポケモン使用禁止)で幅広く戦えるDMポケモンを考えました。候補としては、リザードンアシレーヌ、ジュラルドン、サザンドラポリゴンZドサイドン、パッチラゴン、ラプラス、を検討していました。この中で何回もテストし、最終的にアシレーヌパッチラゴンジュラルドンの3体に決めました。しかしながら、いまだにこの選択でよかったのか迷う部分もあります。1シーズンの時間がもっと長ければ時間をかけて煮詰めていきたかったですね。

 最後にDMしなくても強いポケモンを考えました。これはすぐに、きあいのたすき悪ウーラオスに決まりました。アシレーヌを採用していなかった頃は水ウーラオスを使用していましたが、アシレーヌ採用後はタイプが被ること、モロバレルへの打点の安定感を考えて悪タイプのウーラオスで採用しました。

 

 

 

Ⅱ. 個体紹介

サマヨール

実数値(努力値);147(252)-81-174(188)-80-174(68)-45

性格;おだやか

特性;おみとおし

持ち物;しんかのきせき

技;こごえるかぜ ナイトヘッド サイドチェンジ てだすけ

 構築の核の1体でトリックルームなくても非常に強かったです。てだすけで先制サポートする動きがPTのどのポケモンに対しても非常に有効でした。耐久配分は物理方面に特化させた方がよかったかもしれないです(ハチマキ悪ウーラオスが非常に多かったため)。

 基本的にはカビゴンの隣でてだすけし、じばくの火力サポートを行います。火力サポートが不要な場合、サイドチェンジでちょうはつをかわしたり、こごえるかぜやナイトヘッドでS操作や削りを行います。ほぼすべての試合で選出し、広く活躍してくれました。

 

 

カビゴン

実数値(努力値);235-178(252)-117(252)-63-131(4)-50

性格;いじっぱり

特性;あついしぼう

持ち物;こだわりハチマキ

技;じばく いわなだれ 10まんばりき ヒートスタンプ

 構築の核の2体目です。じばくが決まって、相手のDMポケモンを倒すことができれば、一気に有利まで持っていけるため、非常に活躍しました。今期はミミッキュ、ドラパルト、ガオガエンが不在により、非常に通りが良いということもあり、大活躍でした。基本的には初手にサマヨールと出してじばくしますが、状況によってはカビゴンにDMを切って制圧していく動きも強かったです(シーズン中盤から終盤にかけてはこの動きが多かった)。また、後ろにカビゴンを置いて、後発打開じばくを決めるのも強かったです。特に上位帯ではサマヨールとセットで出すとじばくが読まれるため、警戒感を下げてからのじばくは通りがいい様に感じました。

 その他の技について、いわなだれリザードンファイアローに対して採用しました。特に先発リザードンDMはカビゴンあついしぼうで炎半減できるため、非常に有利をとって戦えました。10まんばりきはテラキオン意識で採用しました。テラキオンサマヨールにちょうはつ入れてる間にダイアースで倒すムーブが取れて、意外とカビゴンテラキオンを倒す回数が多かったです。この副産物として、サンダースやセキタンザン、マタドガスへの打点も確保できたため、非常にいい選択だったと思います。ヒートスタンプはPT単位で重いナットレイへの打点として採用しました。

 

 

③パッチラゴン

実数値(努力値);166(4)-152(252)-110-90-90-139(252)

性格;ようき

とくせい;はりきり

持ち物;いのちのたま

技;でんげきくちばし 10まんばりき つばめがえし まもる

 DM枠1体目です。ラプラスアシレーヌへの圧倒的な威圧感を発揮します。ドラゴン技よりも10まんばりき、つばめがえしの方が打つ機会が多いと判断してこのような技構成にしました。ただウインディのおにび採用率が非常に高かったこと、ゲンガーが一定数おり、こごえるかぜからのラプラスのキョダイセンリツが強くてあまり出せませんでした。ただ、出たら圧倒的な高火力で相手を倒してくれるため、外せない1体でした。

 

 

④ウーラオス

実数値(努力値);176(4)-182(252)-120-74-80-163(252)

性格;ようき

特性;ふかしのこぶし

持ち物;きあいのたすき

技;あんこくきょうだ インファイト ふいうち まもる

DM切らなくても強い枠として採用しました。アシレーヌと組んでダイアークビートダウンも狙えるため、キョダイ個体ではなく通常個体で運用していました。水ウーラオスのすいりゅうれんだよりも火力がやや高く、悪技の通りも良かったため、非常に活躍できました。なんだかんだ環境で一番見たポケモンかもしれません(実際ほとんどのPTに入っており、ほとんどが悪ウーラオスで、その多くがハチマキを持っていた印象があります。)

 

 

⑤ジュラルドン

実数値(努力値);149(28)-95-135-172(252)-70-147(228)

性格;おくびょう

特性;すじがねいり

もちもの;とつげきチョッキ

技;ラスターカノン りゅうせいぐん かみなり あくのはどう

DM枠2体目です。すばやさを最速80族抜き調整をしているジュラルドンを抜けるように調整してみたものの、ジュラルドンミラーの試合はありませんでした。パッチラゴンの上からダイドラグーンを打てるのは強かったですが、まもるが欲しい場面が多すぎて、DM中の3ターンをフルに活用できない試合も多かったです。シーズン序盤はいかりのこなやサイドチェンジで縛られずに動けるDMエースとして非常に活躍したましたが、前述しやようにカビゴンにDMを切る展開が増えたこと、こちらのPTにこのゆびとまれやいかりのこなを採用したポケモンがおらずDMターンを有効に使いきれなかったことから、最終的にはほとんど出さなくなってしまいました。配分も本当にこれで良かったのか非常に疑問であり、もっと深く考察すべきだったと反省中です。

 

 

アシレーヌ

実数値(努力値);187(252)-84-94-195(252)-137(4)-80

性格;ひかえめ

とくせい;げきりゅう

持ち物;ぼうじんゴーグル

技;ハイドロカノン マジカルシャイン ふぶき まもる

DMエース3体目です。試運転段階でモロバレルに苦戦することが多かったため、ぼうじんゴーグルとふぶきを採用しました。この選択は非常に良かったと思っており、このおかげで勝ちを拾った試合も数試合ありました。火力UPアイテムを持たずとも素で十分戦えたし、隣にサマヨールが残った場合、てだすけやこごえるかぜによるサポートを受けながら相手を倒し切ってくれました。ただ、こごえるかぜで抜ける範囲をもう少し広げてもよかったかもしれません。

 

 

 

 

Ⅲ. シーズン11の感想と宣伝

 ダブルバトルを本格的にはじめて7か月程度経ちましたが、特殊な環境とはいえ、目標としていた最終2桁、レート1900超えを達成、さらに最終30位以内に入ることができ、素直に嬉しいです。来期からは冠の雪原環境ということで、USUM以前をプレイしていない私にとっては勉強することが多そうなシーズンになりそうです。

 最後に宣伝ですが、Youtubeにて不定期でダブルバトルの放送を行っています。よかったら気軽に遊びにきてください。

https://www.youtube.com/channel/UCCEoac-qlfJS7n93Y2CIRhw/

 ご質問・ご意見はtwitter @paisenegirまでお願いいたします。それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。