ポケモン剣盾 ダブルバトル シーズン18 カメックス・オーロンゲ

 こんにちは、HANZOです。今回はポケモン剣盾ダブルバトルシーズン18で主に使用していた「カメックス・オーロンゲ構築」について書いていきます。個人的に今まで組んできた構築の中で最も好きな構築です。初めてプレイしたポケットモンスター赤・緑ゼニガメからスタートしており、カメックスはいわば幼少期からの相棒ポケモンです。そんなポケモンと共にランクバトルで満足できる戦いができて、非常に嬉しく思っています。

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 本構築ですが、執筆を始めた2021/5/26現在の成績として、

本ロム:レート1774(TN HANZO)

サブロム:レート1769(TN えりな)

ということで、当社比ではありますが、そこそこ戦えています(5/22~5/26にかけて10連勝も達成できています。)

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☆追記

シーズン18の最高レートは1889でした。

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◆構築経緯

 まず、前シーズン(伝説ポケモン1体有りルール)の時に、カメックス・ザシアンを試したことがありました。この時はうまく構築を組めず断念しましたが、何戦か使用してみて、カメックスの耐久力の高さと、げきりゅう発動時の水技の威力の高さ、技の豊富さの観点から前線で活躍できる可能性があると思いました。ねこだましやあくびといったサポート技も覚え、また、からをやぶるによって一気にエース級の能力を手に入れることもでき、相手視点からは型を読みにくいポケモンなのではと思ったからです。いろいろ型を考えていましたが、私のポケモンバトルの得意な戦い方として、「相手の攻撃を受け止めて下から高火力技を突き付けて勝つ」形があるため、カメックスは耐久力も高く、キョダイ砲撃によるスリップダメージにより火力補佐もできるため、非常にマッチしていると考えました。

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 次にカメックスの隣に置いて強いポケモンを探しました。これには時間もかからずオーロンゲに決まりました。元々高いカメックスの耐久をさらに底上げして、居座りターンを伸ばすこと、うそなきによる火力補助が可能なこと、対面でウーラオスに1回殴れることなどが理由です。このポケモンも非常に器用で相手視点型を断定しにくい点からも非常に評価が高いです。悪タイプによりいたずらごころが効かず、高耐久で攻撃力もそこそこあるポケモンが弱いわけがないですよね。

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 次はカメックスで相手を追い込んだ後のスイープポケモンを選びした。ぱっと思いついた悪ウーラオスをそのまま採用しました。ウーラオスは水にするとカメックスとタイプかぶりが発生するため、悪タイプで採用しました。

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 次にキョダイホウゲキのスリップが入らないポケモンへの回答としてレジエレキを採用しました。対ゴリランダーやウーラオスを意識して防御に厚くしています。オーロンゲと合わせて耐久を底上げしつつ、うそなきダイサンダーが決まれば、たいていのポケモンを1撃で倒すことができます。電気の一貫がとれそうなパーティには初手出しして殴るだけでイージーウィンできる火力があります。

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 今までのポケモンではおいかぜやダイジェット構築にひたすら上をとられ続けて負けてしまうので、トリックルームで切り返すことができるポリゴン2を採用しました。かいでんぱを仕込むことで、テッカグヤやカプレヒレといったポケモンの攻撃力を削ぎ、相手を疲弊させていきます。また特性トレースによりいたずらごころ、いかく、フレンドガード等をうまくコピーできた場合は非常に大きなアドバンテージを得ることができます。また、先発で壁を張ったオーロンゲをうまく温存できている場合、うそなきトライアタックでスイーパーとして動かすことも可能です。

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 最後に、これまでできついポケモンであるゴリランダーや水ウーラオスに強いナットレイを採用しました。まだ対面はしていませんが、レジスチルと積みあいになってもやどりぎのたねの回復ソースがあるため、うまく立ち回れば逆に相手を積ませることができると考えました。

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こうして6体の並びが完成しました。ここで気づくと思いますが、このパーティ、いかくによるデバフの影響をほとんど受けません。環境に多く存在しているランドロスガオガエンに対してある意味強い構築なのかなと思います。また、こちらにいかくポケモンがいないせいか、相手のボルトロスが出てこない場合がありました(出されるときついのですが)。

 

(追記)

シーズン後半はそこそこボルトロスの数が増えていって出された回数も増えていきました。

 

余談

最後のナットレイの枠今でも悩んでいます。今までは相手のゴリランダーやメタグロスに強く出れるヒードランレジスチルを完璧に止めることができるギルガルドなどを試していましたが、このナットレイを含めなかなかピンとくるものに出会えていません。これはどう?といったご意見ございましたら、是非教えてください。

 

◆個体紹介

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 本構築のエースポケモンです。昔、ギャラピッピ構築を使っていた時、「電気タイプはチョッキギャラでかもる」と放送内で言いましたが、そのギャラよりも電気耐性は圧倒的に高いため、非常に使い勝手は良かったです。とつげきチョッキの理由はレジエレキのダイサンダーを耐えてカウンターできること、ファイヤーやテッカグヤなどの特殊エースポケモンと互角以上に打ち合えるようにすること、今までのカメックス記事ではいのちのたまが主流で持ち物による意表がつけると考えたことが主になります。

 配分はHCぶっぱしています。特性は高い耐久力を活かしてぎりぎり耐えたあとの火力アップのためにげきりゅうにしました。技は、一致最高打点を出すハイドロカノン。ダイアイスの最高打点であり、天候が残ればDM後の安定したダメージ源となるふぶき。自身及び裏のレジエレキやポリゴン2の火力を補佐しつつレイスポスへの打点にもなるあくのはどう。自信や裏のポリゴン2を要塞化できるラスターカノンとしました。チョッキを持たせることで技範囲を広くとることができるため、様々なPTに対して安定して先発出しすることができます。苦手なポケモンと鉢合わせても交代や守るを読まれるのか、ごり押しで突破してしまうこともあります。

 本構築を扱う上でこのカメックスに関するダメージ感覚が非常に大事になると思っています。同系統のダイマックス技を持つリザードンフシギバナ、セキタンザンよりも火力が低く、キョダイホウゲキによるスリップダメージと後発ポケモンの立ち回りによるカバーが非常に大切になってくるためです。もし使う場合は対戦数をこなして慣れる作業が必要になるかもしれません。

 

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 カメックスを含め、PT全体の耐久力を底上げしてくれるオーロンゲです。基本的に特殊攻撃の打点で相手にダメージを与えていくため、うそなきを採用しています。努力値振りについては各々意見があると思いますが、ねこだまし⇒レジエレキの珠ダイサンダーを耐えることができないこと、横に特殊方面に非常に強いカメックスがおり打ち合いには負けないことから、DではなくBに厚くしました。このおかげで対ウーラオス、対ガオガエンにおいて微妙なところから生存して1回ダメージを入れることができたりと利点として働く場合が多かったです。このポケモンカメックスと並べて壁を張った後も生存さえしていれば後発ポリゴン2の火力補佐もできるため、わずかな体力だったとしても積極的に温存させていました。

 

 

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 語ることのないガラル最強ポケモンの一角、もはや説明不要でしょう。後発で出して殴って勝ちます。展開の途中でトリックリームを絡めるため、たすきでみきり入りの運用がやはり安定していたように感じます。

 

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 第二のDMエースポケモンです。対ウーラオスや対ゴリランダーを意識してかなりBに厚く振っています。先発でゴリランダーと遭遇してもグラススライダーをしっかり耐えてダイサンダー2発で落とせます。素早さは無振りにしたため、安定してダメージを出せる10万ボルトを採用しました。エレキネットはSダウンさせる目的よりも相手2体にダメージを与える技として採用していました。かいでんぱは相手のファイヤーを意識して採用しましたが、あまり打ちませんでした(そもそもカメックスポリゴン2で相手できる)。ここはライジングボルト等に変えて火力を求めても良かったかもしれません。

 

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 実は本構築の背骨となるポケモンです。先発カメックスオーロンゲでは攻撃を受けきるのは2ターンが限界なため、途中からトリックルームで切り返すことができるポリゴン2を採用しました。相手のテッカグヤやカプレヒレにかいでんぱを入れて要塞化し、TODで勝つパターンが非常に多くありました。また前述しましたが、体力わずかのオーロンゲが残んている場合、うそなきトライアタックが決まるため、非常に攻防バランスの取れた活躍をしてくれました。

トレースの理由ですが、うそなきによる火力補助があること、いたずらごころやフレンドガードをトレースできた時のアドバンテージが非常に大きいこと、相手の特性をトレースして裏目になるケースが少ないことが挙げられます。

 

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 今も迷っている枠。はまってしまえば勝ちが確定するため、ナットレイのおかげで勝てた試合も多くありますが、ほとんどカメックスオーロンゲポリゴン2ウーラオスで何とかなるため、あまり選出していません。ただ、相手のウーラオスの攻撃方向を読んで繰り出してたすきを削り、横のポケモンでそのターン中に倒す動きがとれる場合があるため、使い方をよく考えれば活躍の場が増えるポケモンだと思います。(というより私がナットレイを使い慣れておらず、うまく書けないだけだと思います。)

 

◆基本選出

①基本パターン

先発:カメックス+オーロンゲ

後発:ポリゴン2+ウーラオス

 ほぼこれです。初手にダイマックスを切ってダイアイスかキョダイホウゲキから入ります。オーロンゲは基本壁を張りますが、余裕があればうそなきやソウルクラッシュから入っても良いでしょう。キョダイホウゲキは遅らせて打った方が得になる場合がおおいですが、打つ機会を失うと火力不足で負けに直結するので、確実に設置するようにしたいです。ダイアイスとキョダイホウゲキ両方を設置できた場合は、定数ダメージの量がすさまじくなります。

 カメックスかオーロンゲの体力が怪しくなってきたら裏のポリゴン2に交代し、トリックルームで展開していきます。そのため、残数を非常に意識して立ち回ります。相手のポケモンを早々に1体倒して後発から特殊ポケモン(カプレヒレテッカグヤ)が出てきた場合はその時点でTODによる勝ちルートを意識します。そのため1試合の時間は非常に長くなります。

 

 

②相手に電気無効ポケモンがおらず、トリルギミックもない場合

先発:レジエレキ+オーロンゲ

後発:ウーラオスポリゴン2

 とにかくレジエレキの火力を押し付けます。耐久に厚く振っているためDM3ターンをフルに活用してイージーウインを狙います。(基本はレジエレキをシャットアウトするポケモンが入っていますが、入っていない場合は本当にエレキゲーとなります。構築を組む際はやはりレジエレキに対する回答はしっかり想定しておかなければと改めて思いました)

 

 

◆反省点(追記)

基本的に幅広く戦える構築だと思っていましたが、大きな穴があります。ゴリランダーやカミツルギ、物理レジエレキといった、「物理でカメックスを突破してくるポケモン

」です。ゴリランダーは初手DMされたら本当に無理で、レジエレキは技を食らうまでわからないので、本当にきつかったです。これらのポケモンに強いポケモン、立ち回り練度が不足していたように思います。何かアイディアがあれば教えていただけると嬉しいです。

 

 

◆最後に

 半年前の全国ダブルルールは3桁順位にすら上がれませんでしたが、今シーズンはそこそこ戦うことができて非常に満足しています。今シーズン負けたら全国ダブル苦手だと思い込んでしまいそうだったため、全国予選終了後の仲間大会から本構築を考え、調整してきたので、自分で納得のいく結果を出せてよかったです。現在並行して別のパーティも思案中ですので、期待しない程度にお待ちください。今後もマイペースにプレイしていきます。

 

☆追記

 今期は5/29,30,31と、ガッツリ潜りました。一時は両ROM120位(レート1800越え程度)まで上がりましたが、その後サブROMが大崩れして2000位まで落ちました(最終的に3桁フィニッシュはできそうですが)。

 本ROMは5/31の仕事終わりに潜り始め、めちゃめちゃ強者の方と当たりまくりましたが、レート1889、80位まで上げることができました。そして6/1朝8:00に順位が100位に落ちていることを確認し、魂の1戦に挑みましたが、物理レジエレキにカメックスを1パンされゲームエンド。最終2桁は達成できませんでした。LPR狙ってたので本気で悔しいですが、最終日の厳しさ、レートやボーダーの変動具合、たくさんの強い方との対戦を経験できてよかったです。魂の1戦も負けてしまいましたが、潜らずに座して死を待つよりよっぽどいい経験ができたと思います。あの緊張感の中で本気で試合をした経験は大きな糧となることを信じて、今後も頑張ります。

 

 

☆追々記

シーズン19において構築の中身を少し変えました。良ければこちらもご覧ください。

hanzo-games.hatenablog.com

 

 

 それではここまで読んでくださってありがとうございました。ご質問・ご意見がある場合はtwitter(@paisenegir)までお願いします。

 

Twitter:@paisenegir

 

 

 

 

 

 

(追記)メモ

・ツボラキはナットレイで積みまくって突破しないと無理(そのため、ツボラキバナコーはNG)

・状態異常対策に薄すぎた(オーロンゲカメックスvsバナの対面で体感40%粉打たれた。やっぱりそういうものなのか?)

⇒バナ対面したら、うそなきダイアイスで大幅に削るしかなかった

・てだすけできないポケモンとレジエレキ(特殊の場合)が並んでいる場合、あえて壁を張らずにダイサンダーを食らって激流圏内に入って返り討ちにするのもあり(壁張っても2耐えできない)

カメックスの耐久ライン分かると楽しい。乱数だが、DM状態で激流圏内ぎりぎり(HP120程度)の場合、たすきウーラオスのあんこくきょうだを耐える場合がある(103~123ダメージ)