【ポケモン剣盾】構築記事 シーズン32 黒馬ザシアンwithカメックス【GSダブル】

 こんにちは、HANZOです。今回はシーズン32、所謂GSルールの構築記事になります。個人的に剣盾のGSでずっと使ってきた並びでありランクバトルでの使用感が良かったので、記事にしたいと思います。

メイン(TN HANZO):レート1848

 

 

1.構築経緯

 自分は剣盾中盤からずっとカメックスを愛用しており、GSルールでも使い続けようと思い、カメックスを軸に構築を組んでいくことにしました。持ち物はとつげきチョッキを採用しました。これによりバドレックス+ダイサンダーを耐えることができます(物理ダイサンダーは後述するオーロンゲのリフレクターを貼ることで耐えます)。さらにイベルタルディアルガなどの特殊伝説ポケモンとも真っ向から打ち合うことができます。

 そしてGSルールの肝である2体の伝説ポケモンは黒バドレックスとザシアンにしました。黒バドレックスは安定して相手2対に負荷をかけることができ、たすきを持つことで行動保証も付与することができます。何より対戦において「とりあえずアストラルビットを打つ」ことが多く、思考を割く割合を減らし、精神安定にもつながります。またザシアンは高い素早さ、圧倒的な攻撃力、そこそこの耐久力を持ったポケモンで、基本どんな構築に対しても活躍できます。また、この2体は今まで自分が使ってきた2体であり、動かし方や耐久感もわかっているので、採用に迷いはありませんでした。

 4体目はゴリランダーを採用しました。環境に多く存在するカイオーガグラードンに対して圧力をかけることができ、相手のトリトドンのけん制にもなります。また、ようきザシアンのきょじゅうざんを耐えるのも大きいです。

 5体目6体目はここまでで苦手なポケモンを対策できるポケモンを採用します。まずここまでではレジエレキに勝つことができません。特にレジエレキ+バドレックスと並ぶと、カメックスにソクノの実を持たせていても発動せず、1撃で倒されてしまいます。そこでまずはオーロンゲを採用しました。リフレクターと合わせてチョッキカメックスを動かすことで、レジエレキ+バドレックスの並びを逆にかもることができます。また6体目にはサンダーを採用しました。これはおいかぜの無いレシラムやディアルガ、時々晴れ構築にも選出します。ダイジェッターとしての役割を遂行しつつ、かいでんぱ+羽休めを搭載することでDM後も腐りにくく相手をしつこく追い詰めます。

 

 

2.個体紹介

カメックス@とつげきチョッキ

性格:ひかえめ

特性:げきりゅう

実数値:185(244)-x-121(4)-150(252)-126(4)-99(4)

技:ハイドロカノン ふぶき あくのはどう はかいこうせん

 自分の相棒ポケモンです。とつげきチョッキ+リフレクターの盤面では、レジエレキが物理型でも特殊型でも、いのちのたまダイサンダー+ダブルダメージのアストラルビット(火力アップアイテム無し想定)を耐え、返しのげきりゅうキョダイホウゲキで返すことができます。ふぶきは威力の出るダイアイスのベースとして機能し、主にグラードンに打ちます。あくのはどうはバドレックス相手に打ちます。また相手のカイオーガのとくぼうを下げるのにも使います。はかいこうせんの枠はだいちのはどうとの選択になりますが、自分はどんな状況下でもあいての素早さをさげることができるはかいこうせんを選択しました。だいちのはどうのメリットとしては裏のゴリランダーだしからカイオーガグラードンに大ダメージを与えたりトリトドンを不意に倒せたりなどがありますので、好みで使い分けていいと思います。

 

②ザシアン@くちたけん

性格:いじっぱり

特性:ふとうのけん

実数値:193(204)-244(252)-136(4)-x-136(4)-174(44)

技:きょじゅうざん せいなるつるぎ でんこうせっか まもる

 さいこうの攻撃力を誇るザシアンです。すばやさを削ることにより高い耐久力を獲得しています。すばやさは最速レパルダス+1に設定していて、これによりトリルダイウォール+まねっこを防ぐことができます。ただ相手のボルトロスを抜くことができないため、もう少し耐久を落としてすばやさを上げてもいいかもしれません。でんこうせっかダイマックスの終わったイベルタルボルトロス、レジエレキなどに打ちます。縛り関係を誤認させることができる技なので非常に強く使用感はとても良いです。

 

③バドレックス(こくばじょうのすがた)@きあいのタスキ

性格:おくびょう

特性:じんばいったい(きんちょうかん+くろのいななき)

実数値:175-x-101(4)-217(252)-120-222(252)

技:アストラルビット まもる リーフストーム スピードスワップ

 普通の黒バドレックスですが、草技にリーフストームを採用しており、ゴーストの通らない相手への打点を少しでも稼ぎます。また、スピードスワップはふいうちをかいくぐりながら縛り関係を逆転できる技として使用しています。また明らかなトリックルーム要因に打ち込むことでトリル下で暴れることもできます。

 

④ゴリランダー@しろいハーブ

性格:いじっぱり

特性:グラスメイカ

実数値:203-194(252)-112(12)-x-93(20)-106(4)

技:グラススライダー 10まんばりき ねこだまし まもる

 技は普通のゴリランダーですが、しろいハーブが特徴的なゴリランダーです。相手のいかくやあまえるを無効化し、1ターンは素の火力を出せます。またまもるも読まれにくく、機能しやすいです。地味にツボラキとの対戦の際に、グラスフィールドを貼るエフェクト、回復するエフェクトを追加することができ、残数有利状態で相手のラッキーの攻撃を守りながらサイクルすることで自分のコマンドタイムを削ることなくTODに持ち込むことができます。

 

 

⑤オーロンゲ@くろいてっきゅう

性格:わんぱく

特性:いたずらごころ

実数値:202(252)-x-122(204)-x-102(52)-80

技:イカサマ リフレクター トリック でんじは

 現ルール最強のオーロンゲだと思います。くろいてっきゅうトリックは即時素早さが繁栄させるし、ひっこめてもすばやさダウンは継続します。またでんじはも同様です。リフレクターはカメックスの補助に使用し、レジエレキに対して強気に突っ張ることができます。またこのポケモンの強い点としてトリル下で白バドレックスよりも遅いためかげうち+じゃくてんほけんなどのコンボをイカサマで一瞬で崩すことができます。

 

⑥サンダー@ぼうじんゴーグル
性格:おくびょう

特性:せいでんき

実数値:197(252)-x-105-145-111(4)-167(252)

技:10まんボルト ぼうふう はねやすめ かいでんぱ

 ダイマアタッカーとvs特殊ポケモンのけん制を同時にこなすポケモンです。相手のダイマックスを枯らして後発で一気に攻めるための時間、起点を作ります。火力は微妙ですが、耐久力が高いので、試行回数を稼ぎやすく、まひこんらんなどを含めて最後までワンチャンス残せるポケモンだと思います。ザシアンの苦手な地面技を無効化できるのも良い点です。

 

 

3.選出と動かし方

①基本選出

先発:カメックス+黒バドレックス

後発:ザシアン+ゴリランダー or オーロンゲ

 基本の出し方です。初手でカメックスダイマックスさせ、黒バドレックスと合わせて一気に圧力をかけていきます。おいかぜ構築に対して残数有利を取りやすいです。特にカイオーガ構築はこれで戦っています。

 

②vsレジエレキ+バドレックス

先発:カメックス+オーロンゲ

後発:ザシアン+黒バドレックス

 これは現状めちゃくちゃ勝ててます。初手でキョダイホウゲキをレジエレキ方向に打ちながらリフレクターを貼ります。相手のレジエレキが珠であってもダイサンダー+たすきアストラルビットをカメックスが耐えるため、相手のレジエレキをほぼ削りきることができます(珠エレキの場合、げきりゅうキョダイホウゲキ+珠ダメージ+ホウゲキ定数でほとんど落ちます)。オーロンゲが残って、且つレジエレキも残っている場合はレジエレキにトリックを打つことで次のターン黒バドレックスで一掃することができます。

 

③vs追い風の無いディアルガやレシラム

先発:サンダー+ザシアン

後発:黒バドレックス+カメックス

 サンダーのかいでんぱ+ザシアン守るなどから入って時間を稼ぎます。しかし読まれるケースもあるので、相手のパーティを良く観察して立ち回る必要があります。個人的にはレシラムやディアルガが苦手なのでできれば当たりたくないです。

 

④vsトリル

先発:ザシアン+黒バドレックス

後発:カメックス+オーロンゲ

 初手で一気に圧力をかけたあと、2ターン目以降は交代を駆使してトリルを枯らし、最後にザシアンや黒バドレックスで詰めます。トリルアタッカーとして猛威を振るう白バドレックスにはてっきゅうオーロンゲで奇襲できるので、オーロンゲをいかにうまく着地させるかがポイントです。

 

 

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