ポケモンSV ダブルバトルReg.D STAR BURST予選抜け HANZO流レギュDスタン

こんにちは。HANZOです。今回はSTAR BURST(以下、本大会)の後語り兼構築紹介です。本大会はrefu(@Refu1424)さん主催のダブルバトル非公式大会で、3人1組のチーム戦です(詳細→STARBURST)。全128チームが参加した本大会で予選抜けを果たすことができました。また、本構築を使ってランクバトルにも取り組んでおり、9/19日昼時点で2桁(レート1839.963)と、そこそこ奮闘できているので、簡単に記事に残します。

(↓なんかかっこいいチーム画像作られていたので記念に残しておく)

rental code:GKJV15

 

■出場経緯

大会概要が発表された日にさとるんごさんよりお誘いを受けた(このとき、とんとんさんにも声をかけているということも分かった)。初めての非公式大会で緊張もあったが、さとるんごさん、とんとんさん両名共にWCS横浜で交流もあり、いい機会を頂いたと思って参加することにした。チームメイトのお二人、本当に感謝しております。

 

 

■成績

チーム名:アラサーポケモン同好会

先鋒:HANZO

中堅:とんとんさん

大将:さとるんごさん

 

予選個人4-2

予選チーム4-2

DAY1トーナメント1回戦敗退

 

 

■構築作成

まず、本大会は使用ポケモンが3人のバトルチームで重複不可能(1チーム18種類のポケモンを使用しなければならない)という点がユニークで、事前の相談が必須であった。一度早い段階で通話し、当時の使用構築を確認したところ、

私→世界優勝6匹スタン

とんとんさん→ガチグマ クレセリア

さとるんごさん→おいかぜアグロ(最終的には対面構築になった)

ということで、構築の軸はばらける結果に。これで各々の構築の方向性が決まった。とはいえ、ウーラオスやハバタクカミ、テツノカイナなどはその単体性の高さからどの構築タイプにも入ってくるポケモンなので、そのあたりは今後どうなるか不安なところでもあった。

初回の打ち合わせが終わり、今の構築をどのくらい自分が使いこなせるのかをランクバトルで試してみることに。当時の構築は、

・水ウーラオス

・パオジアン

・テツノカイナ

・霊獣ランドロス

・ハバタクカミ

モロバレル

だったが、やはり世界優勝した構築ということで相当意識されており、自分の実力では勝ち切るまで至らないと判断した。感じた点としては、

・おいかぜトルネロス構築に対等以上に勝てない

・ウーラオスを使いこなせない(選出率が低い)

また、ハバタクカミもとんとんさんのptにいた方が強いと判断し、ウーラオス、ハバタクカミを手放すことにした。この時点で、

・パオジアン

・テツノカイナ

・霊獣ランドロス

モロバレル

が残っており、残り2体を探すことに。まず、ハバタクカミの代わりとして求められる能力は「高火力特殊アタッカーであること」「範囲攻撃をストレスなく採用できること」「そこそこの耐久を確保できること」であったため、ニンフィアを採用した。ただ、すばやさはハバタクカミに対して大きく劣るので、こだわりメガネよりも別のアイテムを持たせて、でんこうせっか、あるいはてだすけ、まもるを採用した方が戦いやすいと考えた。そのことをチームに相談すると、せいれいプレートを持たせたでんこうせっか採用ニンフィアの案をさとるんごさんから頂き、実際に使用してみることに。使用感としては、意外とでんこうせっかのリーチも良く、いい感じに縛りを解除してくれる場面も多かった。さらにまもるはランクバトルでは読まれにくい技として、オープンチーム制では相手に安定択を作らせにくい技として非常に優秀だったため、正式に採用することにした。

・パオジアン

・テツノカイナ

・霊獣ランドロス

モロバレル

ニンフィア

最後の1体だが、紆余曲折あってドラパルトを採用することにした。決め手は「ゴーストタイプでねこだましを無効化できる点」「クリアボディでいかくの効果を受けない点」であり、せいしんりょくカイリューとの差別化として「すばやさが早い点」も魅力だった。後に体感するが、ゴーストダイブで相手のまもるを打ち破ることができるため、まさに初期にptから抜けていったハバタクカミ、ウーラオスの性能を併せ持っていると感じた。とはいえ、時間が限られている中、練度を高めていく前に本当にこれでいいのか不安もあったが、この6体をチームに相談したときに、「強そう!」という言葉をもらい自信を持てたので、腹をくくることに決めた(笑)。

・パオジアン

・テツノカイナ

・霊獣ランドロス

モロバレル

ニンフィア

・ドラパルト

これでPTが完成した。早いポケモンと鈍足で重厚感のあるポケモンを組み合わせた、自分好みの構築になったと思う。本番までの練習はランクバトルでひたすら対戦を重ねて、火力感、耐久感、強い先発、相手構築に対してカギとなるポケモンの確認をひたすら行っていった。最終的に個人もチームも4-2で予選を抜けることができ、トーナメント1回戦で敗退はしてしまったものの、ある程度の手ごたえを感じることができた。なにより、結果は悔しかったけど、目標に向けてチームで連携して勝ちを目指す経験や、大会という場での立ち回り、オープンシートなど全てが自分にとって初体験だったため、非常に得るものが大きい大会となった。

余談ではあるが、なぜかレギュレーションDの途中で新技や新ポケモンが追加され、ランクバトルでも使えるという事実が発覚。。。正直、期の途中でルール変えるのはどうなのよ、と思いつつも継続的にランクバトルに本ptで潜っているが、現時点で71位におり、オーガポンに対しても対等に戦えているため、構築スペックはそれなりにあると感じている。

 

 

■個体紹介

①パオジアン(Chien-Pao)

特性:わざわいのつるぎ(Sword of Ruin)

性格:ようき(Jolly)

持ち物:きあいのたすき(Focus Sash)

実数値(努力値):155-172(252)-101(4)-x-85-205(252)

技:つららおとし ふいうち くろいきり まもる

  (Icicle Crash Sucker Punch Haze Protect)

テラスタイプ:ゴースト(Ghost)

WCSを見ているといじっぱりの個体が多かったため、逆に最速で使用した。これにより、ふいうちの打ち合いは最低でも五分以上は勝てるようになるため、強気に押していくことができるようになった。また、相手のハバタクカミに対しても自信をもってつららおとしを選択でき、上からの怯みの勝ち筋を残し続けてくれる。くろいきりは寿司構築やたてこもるヒスイヌメルゴン等に強く出られるようになるため採用。大会では当たらなかったが、ランクバトルでは活躍してくれている。せいなるつるぎ非採用だが、ニンフィアハイパーボイスでんこうせっか、テツノカイナ、スカーフランドロスが構築にいるため、パオジアンミラーにはそこまで弱くないと判断した。テラスタイプは、ねこだましを無効化できるゴーストを採用したが、無難に使いやすく、後発から出すパターンの場合、明確な詰め筋の一つになるケースが多かった(初手からガンガン圧力をかける場合は毒もOKかと思う。あくまで個人的な所感であるため違った意見があって当然だと思う)。

 

②ドラパルト(Dragapult)

特性:クリアボディ(Clear Body)

性格:ようき(Jolly)

持ち物:こだわりハチマキ(Choice Band)

実数値(努力値):164(4)-172(252)-95-x-95-213(252)

技:ドラゴンアロー ゴーストダイブ テラバースト とんぼがえり

  (Dragon Darts Phantom Force Tera Blast U-turn)

テラスタイプ:鋼(Steel)

ミラー意識で最速にした。選出できる相手にはこいつ1体で壊滅までもっていけるポテンシャルがあるほどに強いと感じた。ゴーストダイブは相手のトリックルームやおいかぜのターンを消費するのに非常に強力だった。また、パオジアンを横に置くことで、ほとんどのオーガポンを1撃で倒すことができた。さらに、まもるを打ち破り、味方の攻撃も貫通して通るようになるため、場面を整えればウーラオス以上に脅威を与えることができる。テラスタイプについて、本構築にはリキキリンが入っておらず、ふいうちをまともに食らってしまうと負けに直結するため、鋼を採用した。これによって相手のニンフィアやハバタクカミの処理速度を向上させることができた。

 

③霊獣ランドロス(Landorus)

特性:いかく(Intimidate)

性格:いじっぱり(Adamant)

持ち物:こだわりスカーフ(Choice Scarf)

実数値(努力値):185(164)-193(84)-111(4)-x-101(4)-143(252)

技:じだんだ いわなだれ テラバースト とんぼがえり

  (Stomping Tantrum Rock Slide Tera Blast U-turn

テラスタイプ:飛行(Flying)

耐久と火力と素早さをバランスよく仕上げようと思いこの調整にした。準速まで振ることで最速ドラパルトを1上回るため、こちらのなだれでひるませるケースを多く作り出せるようにした。ついでにほとんどのランドロスの上を取ることができた。テラスタイプは相手のモロバレルクレセリアに少しでも大きいダメージを与えるために飛行を採用した。このポケモンの強みは何といってもパオジアンのいる構築に強気に出していけるところだと思う。主に初手に出してとんぼがえりを選択し、後発から再度出てきてじだんだやテラバースト、いわなだれで制圧する動きが強いと感じている。不利な相手にも試合終盤でいわなだれ怯みを押し付けて強引に勝ちにもっていく可能性を秘めているところもgood。特にランクバトルでは試合数も多く取れるため、いわゆる「運勝ち」をするケースを多く作ることができる(当然、運だけで勝てるほどポケモンバトルは甘くないが、もしもの時の保険として機能するケースが多い=運勝ちできる確率も比較的多い、という思考です)。

 

④テツノカイナ(Iron Hands)

特性:クオークチャージ(Quark Drive)

性格:いじっぱり(Adamant)

持ち物:とつげきチョッキ(Assault Vest)

実数値(努力値):239(76)-198(156)-130(12)-x-120(252)-72(12)

技:ドレインパンチ かみなりパンチ ねこだまし ヘビーボンバー

  (Drain Punch Thunder Punch Fake Out Heavy Slam)

テラスタイプ:水(Water)

パーティの重心的ポケモン。耐久力がすさまじく、ねこだましもできるためとにかく場持ちが良い。そのため、自分の耐久力を下げるインファイトや体力を削るワイルドボルトは採用せず、ドレインパンチ、かみなりパンチを採用した。ヘビーボンバーはハバタクカミ、ニンフィアを倒す手段として採用したが、ランクバトルではランドロスモロバレルへ打点のあるれいとうパンチもありだと思う(オープンではハバタクカミのテラスタイプがみずかどうかを確認できるが、クローズでは分からないため)。世のテツノカイナがどこまですばやさに振っているか不明だが、いまのところ上をとってドレインパンチを打てるケースが多い様に感じる。テラスタイプは、ハバタクカミ、イーユイに安定して打ち合うために水を採用した。

 

ニンフィア(Sylveon)

特性:フェアリースキン(Pixilate)

性格:ひかえめ(Modest)

持ち物:せいれいプレート(Pixie Plate)

実数値(努力値):191(164)-76-105(156)-167(172)-151(4)-82(12)

技:ハイパーボイス テラバースト でんこうせっか まもる

  (Hyper Voice Tera Blast Quick Attack Protect)

テラスタイプ:水(Water)

高い耐久でどっしりと構えて返しのハイパーボイスを打てるのが強力。また、でんこうせっかのおかげで相手のパオジアンのたすきを削ったり、赤ゲージで残ったハバタクカミを倒せたりと、こちら視点しか分からない立ち回りをすることが可能。物理耐久はようきのれんげきウーラオスの水テラスすいりゅうれんだを耐えることができる。テラスタイプははがね、こおりタイプを半減できる水を採用した。

 

モロバレル(Amoonguss)

特性:さいせいりょく(Regenerator)

性格:のんき(Relaxed)

持ち物:ゴツゴツメット(Rocky Helmet)

実数値(努力値):221-(252)-90-121(156)-105-113(100)-31

技:きのこのほうし くさむすび いかりのこな かふんだんご

  (Spore Grass Knot Rage Powder Pollen Puff)

テラスタイプ:水(Water)

VSガチグマや同系統のスタン構築に出していくポケモン。特にスタンミラーはこいつの扱い方で勝敗が決まると言っていいかもしれない。環境や使うptによって型や配分は変わってくるが、今回はこれ使ってみた(正解かどうかは不明)。特防方面はおくびょうハバタクカミのいのちのたまシャドーボールを2回耐えるラインであるため、何となく無難か。リーフストームを採用しても良かったが、外すリスクを考えてくさむすびを採用した(私がこのポケモンに求めるのはとにかく安定感であり、リフスト外した瞬間に負けにつながるのが嫌だった。火力が若干足りない部分はふいうちやでんこうせっか、上からのいわなだれでカバー)。テラスタイプはニンフィアと同じで水を採用した。バレルがいる相手に対して先にみずテラスを切ってしまうと、こちらにほうしが飛んでくる、かつ相手へのほうしをいかりのこなで吸われてしまうので注意。

 

 

■最後に

ここまで読んでくれてありがとうございました。最後になりますが、refuさん、素晴らしい大会を開いてくださってありがとうございます。ダブルバトルと広めたいという思いから、ここまで真剣に考えて実行してくれたことに感謝しかありません。今日ポケのみなさんやユナイトの皆さんも本当に強かったですし、ダブルバトルの魅力や奥深さを知ってもらういい大会になったと思います。自分もこの大会に参加できて光栄に思いますし、今後の自信につながりました。今後も自分にできるペースでポケモン頑張っていくので、twitter(@paisenegir)の方でも仲良くしてくれると嬉しいです。ではまた。