ポケモン剣盾 ダブルバトル シーズン19 カメックス・オーロンゲ Ver2

こんにちは。HANZOです。今回は前シーズン使用していたカメックスオーロンゲ構築のバージョンアップ版をご紹介します。バージョンアップ部分のみ紹介するので、本構築のベースについてはこちらをご覧ください。

hanzo-games.hatenablog.com

 

早速ですが、今回のパーティはこちらです。

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◆変更点

 レジエレキ⇒霊獣ボルトロスに変更しました。意図としては、ゴリランダーと相手の物理レジエレキへの対策です。これらのポケモンはいずれもカメックスに強く、こちらの動きを阻害してきます。ゴリランダーはDMされると手の施しようが無く、DMされなくてもグラススライダーやウッドハンマーカメックスが縛られてしまう場面も少なくありません。カメックスとつげきチョッキがばれていなければダイウォール読みで噛み合ったりすることもありますが、相手依存の願望プレイングになってしまいます。またレジエレキに関しては、技を受けるまで物理型か特殊型か分からず、もし物理型であれば1撃でカメックスが落とされてしまいます。

 霊獣ボルトロスであれば、ゴリランダーの草技を半減で受けることができ、さらにレジエレキに対しては霊獣ボルトロスへの打点が全くない場合も少なくありません。また、現環境で一定数採用されている技としてかいでんぱがありますが、この技も完全に無効化することができます。

 

◆個体紹介

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 耐久に厚く振った型となっています。性格補正をCにかけるだけでも実数値が180を超えるため、PTの戦い方を考えたときに、耐久に振った方が強いと思いました。ヘドロばくだんはゴリランダーへの打点として採用しました。またダイアシッドによる火力アップの役割もあります。サイコキネシスモロバレルフシギバナへの有効打として採用しました。電気技は10まんボルトライジングボルトで迷いましたが、ライジングボルトはフィールドをとっていないと有効にならない点、ダイアシッドやオーロンゲのうそなきがあれば安定して高火力を叩き出せる点から10まんボルトを採用しました。

 実際に使ってみた感想としては、耐久が高い分、カメックスの動かし方と大差無いため、非常に使いやすかったです。S不足で困ったことはなく、むしろ相手のポケモンの素早さをおおよそ判定できるケースが多いので、いい感じだと思っています。試合の中では、ダイアシッドでポリゴン2の火力を上げることができたり、ダイサイコによって、後発ポリゴン2へのいたずらごころちょうはつを防ぐことができたりと、意外な噛み合いがありました。

 

◆動かし方

 あくまで1例ですが、2021/6/9にランクバトル放送動画を貼っておきます。運がよかったのもありますが、950位付近から2桁に上がるまで8-0と、非常にいい成績で上がることができました。

 

【ポケモン剣盾】ダブルランクバトル シーズン19 - YouTube

 

◆最後に

 今シーズンも始まったばかりですが、カメックスPTの新たな可能性として個人的にしっくりくる相棒に出会えてよかったです。今シーズンもできる範囲でランクバトル頑張りたいと思います(目標は最終2桁以内)。

 PTに関するご指摘・ご質問等はTwitter(@paisenegir)までお願いいたします。それではここまで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

ポケモン剣盾 ダブルバトル シーズン18 カメックス・オーロンゲ

 こんにちは、HANZOです。今回はポケモン剣盾ダブルバトルシーズン18で主に使用していた「カメックス・オーロンゲ構築」について書いていきます。個人的に今まで組んできた構築の中で最も好きな構築です。初めてプレイしたポケットモンスター赤・緑ゼニガメからスタートしており、カメックスはいわば幼少期からの相棒ポケモンです。そんなポケモンと共にランクバトルで満足できる戦いができて、非常に嬉しく思っています。

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 本構築ですが、執筆を始めた2021/5/26現在の成績として、

本ロム:レート1774(TN HANZO)

サブロム:レート1769(TN えりな)

ということで、当社比ではありますが、そこそこ戦えています(5/22~5/26にかけて10連勝も達成できています。)

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☆追記

シーズン18の最高レートは1889でした。

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◆構築経緯

 まず、前シーズン(伝説ポケモン1体有りルール)の時に、カメックス・ザシアンを試したことがありました。この時はうまく構築を組めず断念しましたが、何戦か使用してみて、カメックスの耐久力の高さと、げきりゅう発動時の水技の威力の高さ、技の豊富さの観点から前線で活躍できる可能性があると思いました。ねこだましやあくびといったサポート技も覚え、また、からをやぶるによって一気にエース級の能力を手に入れることもでき、相手視点からは型を読みにくいポケモンなのではと思ったからです。いろいろ型を考えていましたが、私のポケモンバトルの得意な戦い方として、「相手の攻撃を受け止めて下から高火力技を突き付けて勝つ」形があるため、カメックスは耐久力も高く、キョダイ砲撃によるスリップダメージにより火力補佐もできるため、非常にマッチしていると考えました。

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 次にカメックスの隣に置いて強いポケモンを探しました。これには時間もかからずオーロンゲに決まりました。元々高いカメックスの耐久をさらに底上げして、居座りターンを伸ばすこと、うそなきによる火力補助が可能なこと、対面でウーラオスに1回殴れることなどが理由です。このポケモンも非常に器用で相手視点型を断定しにくい点からも非常に評価が高いです。悪タイプによりいたずらごころが効かず、高耐久で攻撃力もそこそこあるポケモンが弱いわけがないですよね。

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 次はカメックスで相手を追い込んだ後のスイープポケモンを選びした。ぱっと思いついた悪ウーラオスをそのまま採用しました。ウーラオスは水にするとカメックスとタイプかぶりが発生するため、悪タイプで採用しました。

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 次にキョダイホウゲキのスリップが入らないポケモンへの回答としてレジエレキを採用しました。対ゴリランダーやウーラオスを意識して防御に厚くしています。オーロンゲと合わせて耐久を底上げしつつ、うそなきダイサンダーが決まれば、たいていのポケモンを1撃で倒すことができます。電気の一貫がとれそうなパーティには初手出しして殴るだけでイージーウィンできる火力があります。

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 今までのポケモンではおいかぜやダイジェット構築にひたすら上をとられ続けて負けてしまうので、トリックルームで切り返すことができるポリゴン2を採用しました。かいでんぱを仕込むことで、テッカグヤやカプレヒレといったポケモンの攻撃力を削ぎ、相手を疲弊させていきます。また特性トレースによりいたずらごころ、いかく、フレンドガード等をうまくコピーできた場合は非常に大きなアドバンテージを得ることができます。また、先発で壁を張ったオーロンゲをうまく温存できている場合、うそなきトライアタックでスイーパーとして動かすことも可能です。

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 最後に、これまでできついポケモンであるゴリランダーや水ウーラオスに強いナットレイを採用しました。まだ対面はしていませんが、レジスチルと積みあいになってもやどりぎのたねの回復ソースがあるため、うまく立ち回れば逆に相手を積ませることができると考えました。

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こうして6体の並びが完成しました。ここで気づくと思いますが、このパーティ、いかくによるデバフの影響をほとんど受けません。環境に多く存在しているランドロスガオガエンに対してある意味強い構築なのかなと思います。また、こちらにいかくポケモンがいないせいか、相手のボルトロスが出てこない場合がありました(出されるときついのですが)。

 

(追記)

シーズン後半はそこそこボルトロスの数が増えていって出された回数も増えていきました。

 

余談

最後のナットレイの枠今でも悩んでいます。今までは相手のゴリランダーやメタグロスに強く出れるヒードランレジスチルを完璧に止めることができるギルガルドなどを試していましたが、このナットレイを含めなかなかピンとくるものに出会えていません。これはどう?といったご意見ございましたら、是非教えてください。

 

◆個体紹介

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 本構築のエースポケモンです。昔、ギャラピッピ構築を使っていた時、「電気タイプはチョッキギャラでかもる」と放送内で言いましたが、そのギャラよりも電気耐性は圧倒的に高いため、非常に使い勝手は良かったです。とつげきチョッキの理由はレジエレキのダイサンダーを耐えてカウンターできること、ファイヤーやテッカグヤなどの特殊エースポケモンと互角以上に打ち合えるようにすること、今までのカメックス記事ではいのちのたまが主流で持ち物による意表がつけると考えたことが主になります。

 配分はHCぶっぱしています。特性は高い耐久力を活かしてぎりぎり耐えたあとの火力アップのためにげきりゅうにしました。技は、一致最高打点を出すハイドロカノン。ダイアイスの最高打点であり、天候が残ればDM後の安定したダメージ源となるふぶき。自身及び裏のレジエレキやポリゴン2の火力を補佐しつつレイスポスへの打点にもなるあくのはどう。自信や裏のポリゴン2を要塞化できるラスターカノンとしました。チョッキを持たせることで技範囲を広くとることができるため、様々なPTに対して安定して先発出しすることができます。苦手なポケモンと鉢合わせても交代や守るを読まれるのか、ごり押しで突破してしまうこともあります。

 本構築を扱う上でこのカメックスに関するダメージ感覚が非常に大事になると思っています。同系統のダイマックス技を持つリザードンフシギバナ、セキタンザンよりも火力が低く、キョダイホウゲキによるスリップダメージと後発ポケモンの立ち回りによるカバーが非常に大切になってくるためです。もし使う場合は対戦数をこなして慣れる作業が必要になるかもしれません。

 

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 カメックスを含め、PT全体の耐久力を底上げしてくれるオーロンゲです。基本的に特殊攻撃の打点で相手にダメージを与えていくため、うそなきを採用しています。努力値振りについては各々意見があると思いますが、ねこだまし⇒レジエレキの珠ダイサンダーを耐えることができないこと、横に特殊方面に非常に強いカメックスがおり打ち合いには負けないことから、DではなくBに厚くしました。このおかげで対ウーラオス、対ガオガエンにおいて微妙なところから生存して1回ダメージを入れることができたりと利点として働く場合が多かったです。このポケモンカメックスと並べて壁を張った後も生存さえしていれば後発ポリゴン2の火力補佐もできるため、わずかな体力だったとしても積極的に温存させていました。

 

 

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 語ることのないガラル最強ポケモンの一角、もはや説明不要でしょう。後発で出して殴って勝ちます。展開の途中でトリックリームを絡めるため、たすきでみきり入りの運用がやはり安定していたように感じます。

 

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 第二のDMエースポケモンです。対ウーラオスや対ゴリランダーを意識してかなりBに厚く振っています。先発でゴリランダーと遭遇してもグラススライダーをしっかり耐えてダイサンダー2発で落とせます。素早さは無振りにしたため、安定してダメージを出せる10万ボルトを採用しました。エレキネットはSダウンさせる目的よりも相手2体にダメージを与える技として採用していました。かいでんぱは相手のファイヤーを意識して採用しましたが、あまり打ちませんでした(そもそもカメックスポリゴン2で相手できる)。ここはライジングボルト等に変えて火力を求めても良かったかもしれません。

 

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 実は本構築の背骨となるポケモンです。先発カメックスオーロンゲでは攻撃を受けきるのは2ターンが限界なため、途中からトリックルームで切り返すことができるポリゴン2を採用しました。相手のテッカグヤやカプレヒレにかいでんぱを入れて要塞化し、TODで勝つパターンが非常に多くありました。また前述しましたが、体力わずかのオーロンゲが残んている場合、うそなきトライアタックが決まるため、非常に攻防バランスの取れた活躍をしてくれました。

トレースの理由ですが、うそなきによる火力補助があること、いたずらごころやフレンドガードをトレースできた時のアドバンテージが非常に大きいこと、相手の特性をトレースして裏目になるケースが少ないことが挙げられます。

 

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 今も迷っている枠。はまってしまえば勝ちが確定するため、ナットレイのおかげで勝てた試合も多くありますが、ほとんどカメックスオーロンゲポリゴン2ウーラオスで何とかなるため、あまり選出していません。ただ、相手のウーラオスの攻撃方向を読んで繰り出してたすきを削り、横のポケモンでそのターン中に倒す動きがとれる場合があるため、使い方をよく考えれば活躍の場が増えるポケモンだと思います。(というより私がナットレイを使い慣れておらず、うまく書けないだけだと思います。)

 

◆基本選出

①基本パターン

先発:カメックス+オーロンゲ

後発:ポリゴン2+ウーラオス

 ほぼこれです。初手にダイマックスを切ってダイアイスかキョダイホウゲキから入ります。オーロンゲは基本壁を張りますが、余裕があればうそなきやソウルクラッシュから入っても良いでしょう。キョダイホウゲキは遅らせて打った方が得になる場合がおおいですが、打つ機会を失うと火力不足で負けに直結するので、確実に設置するようにしたいです。ダイアイスとキョダイホウゲキ両方を設置できた場合は、定数ダメージの量がすさまじくなります。

 カメックスかオーロンゲの体力が怪しくなってきたら裏のポリゴン2に交代し、トリックルームで展開していきます。そのため、残数を非常に意識して立ち回ります。相手のポケモンを早々に1体倒して後発から特殊ポケモン(カプレヒレテッカグヤ)が出てきた場合はその時点でTODによる勝ちルートを意識します。そのため1試合の時間は非常に長くなります。

 

 

②相手に電気無効ポケモンがおらず、トリルギミックもない場合

先発:レジエレキ+オーロンゲ

後発:ウーラオスポリゴン2

 とにかくレジエレキの火力を押し付けます。耐久に厚く振っているためDM3ターンをフルに活用してイージーウインを狙います。(基本はレジエレキをシャットアウトするポケモンが入っていますが、入っていない場合は本当にエレキゲーとなります。構築を組む際はやはりレジエレキに対する回答はしっかり想定しておかなければと改めて思いました)

 

 

◆反省点(追記)

基本的に幅広く戦える構築だと思っていましたが、大きな穴があります。ゴリランダーやカミツルギ、物理レジエレキといった、「物理でカメックスを突破してくるポケモン

」です。ゴリランダーは初手DMされたら本当に無理で、レジエレキは技を食らうまでわからないので、本当にきつかったです。これらのポケモンに強いポケモン、立ち回り練度が不足していたように思います。何かアイディアがあれば教えていただけると嬉しいです。

 

 

◆最後に

 半年前の全国ダブルルールは3桁順位にすら上がれませんでしたが、今シーズンはそこそこ戦うことができて非常に満足しています。今シーズン負けたら全国ダブル苦手だと思い込んでしまいそうだったため、全国予選終了後の仲間大会から本構築を考え、調整してきたので、自分で納得のいく結果を出せてよかったです。現在並行して別のパーティも思案中ですので、期待しない程度にお待ちください。今後もマイペースにプレイしていきます。

 

☆追記

 今期は5/29,30,31と、ガッツリ潜りました。一時は両ROM120位(レート1800越え程度)まで上がりましたが、その後サブROMが大崩れして2000位まで落ちました(最終的に3桁フィニッシュはできそうですが)。

 本ROMは5/31の仕事終わりに潜り始め、めちゃめちゃ強者の方と当たりまくりましたが、レート1889、80位まで上げることができました。そして6/1朝8:00に順位が100位に落ちていることを確認し、魂の1戦に挑みましたが、物理レジエレキにカメックスを1パンされゲームエンド。最終2桁は達成できませんでした。LPR狙ってたので本気で悔しいですが、最終日の厳しさ、レートやボーダーの変動具合、たくさんの強い方との対戦を経験できてよかったです。魂の1戦も負けてしまいましたが、潜らずに座して死を待つよりよっぽどいい経験ができたと思います。あの緊張感の中で本気で試合をした経験は大きな糧となることを信じて、今後も頑張ります。

 

 

☆追々記

シーズン19において構築の中身を少し変えました。良ければこちらもご覧ください。

hanzo-games.hatenablog.com

 

 

 それではここまで読んでくださってありがとうございました。ご質問・ご意見がある場合はtwitter(@paisenegir)までお願いします。

 

Twitter:@paisenegir

 

 

 

 

 

 

(追記)メモ

・ツボラキはナットレイで積みまくって突破しないと無理(そのため、ツボラキバナコーはNG)

・状態異常対策に薄すぎた(オーロンゲカメックスvsバナの対面で体感40%粉打たれた。やっぱりそういうものなのか?)

⇒バナ対面したら、うそなきダイアイスで大幅に削るしかなかった

・てだすけできないポケモンとレジエレキ(特殊の場合)が並んでいる場合、あえて壁を張らずにダイサンダーを食らって激流圏内に入って返り討ちにするのもあり(壁張っても2耐えできない)

カメックスの耐久ライン分かると楽しい。乱数だが、DM状態で激流圏内ぎりぎり(HP120程度)の場合、たすきウーラオスのあんこくきょうだを耐える場合がある(103~123ダメージ)

 

 

ポケモン剣盾 ダブルランクバトル シーズン17 「ホワイトキュレム」

 こんにちは、お久しぶりです、HANZOです。今回はS17で使用していたホワイトキュレム(以下Wキュレム)PTについて記事にします。PJCS予選では結果を残せませんでしたが、ランクバトルでそこそこ戦えていたので、今後伝説ルールが復活した際のリマインダーとなる意味合いもありますが、伝説戦も今シーズンで区切りとなるので、筆をとりました(筆をとる、のキーボード版の表現なんかないかな?)。

 

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◆構築経緯◆

 PJCS予選開始2日前、サブロムで使う構築を考えていて、ふとWキュレムが頭に浮かびました。環境の中心にはザシアンが非常に多く存在しておりきつい感じがしましたが、ザシアン(とゼルネアス)以外には打ち合いで負けない耐久力と火力を誇り、構築と立ち回りを練ればそこそこ戦えるのでは?と思いました(←予選2日前に構築と立ち回り練る前提なのはご愛嬌笑。仕事してるとどうしても、、、ね。)

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 次に、このWキュレムをどう動かすか考えました。構築記事やPT投稿画像を調べていると、ほとんどがエルフーン等によるおいかぜのサポートを受けて、上から制圧していく動きがメインでした。しかし、当時環境に多く存在していた電磁波オーロンゲによっておいかぜサポートが打ち消される恐れがあると感じ、それならば、トリックルーム下で運用の方が安定するのではないかと思いました。

 トリックルームの展開役としては、ポリゴン2を選択しました。理由としては、かいでんぱを覚えることと、特性トレースによりいたづらごころやいかくをコピーできることが非常に大きなメリットになると感じたからです。

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 その他のポケモンとしては、いかくを回して物理ポケモンを弱体化させるガオガエン、きあいのたすきを持ち、圧倒的にスイーパーとしての仕事をこなせる悪ウーラオス、相手のリザードンを上から弱体化できるレジエレキを採用しました。

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 最後の1体については非常に悩みました。相手のボルトランドに少し厚くしたいと思いマンムーヒヒダルマも試しましたが、素早さ操作手段がポリゴン2トリックルーム、レジエレキのエレキネットくらいしかなく、うまく運用できませんでした(マンムーヒヒダルマTwitterのフォロワーさんからご意見いただきました。こんな場ではありますが、貴重なご意見ありがとうございました。そしてうまく活かせずすみません)。そんな時に、友達が「水ロトムいろいろぶっ刺さっててTUEEEEEEEEE」と言っていたので、試しに使ってみることに。。。。。結果として、大正解でした。おにびでザシアンを大幅に弱体化できることと、サイドチェンジでワンチャン掴みにいけること、さらにグラードンの地面技を無効化でき、カイオーガの水技氷技を半減できる、などいろいろ活躍できる場面が多く、採用に至りました。

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(この時点ではある重大な欠点に気づいていませんでした。。。。気づいたのは大会当日、あるポケモンとマッチアップしたとき、、、、手遅れすぎた。。。。)

 

 

 

◆個体紹介◆

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 BC振りという、超マイナーな振り方ですが、いかくやダイスチルを絡めてキョジュウザンを耐えて反撃することを想定していました。これによって、相手のウーラオスグラードンからの被ダメを減らすことができ、このおかげで拾えた試合も何試合かありました。ぼうじんゴーグルは、トリル下でのモロバレル、晴れ下でのフシギバナを意識しました。まもるは非常に採用したかったですが、勝手にダイウィール読まれたりもしました。忘れがちですが、ふゆうポケモンにダイアース(だいちのちから)を当てることができるため、ロトムドータクンで透かしてくる戦術には非常に強かったです。

 

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とにかくトレース最強でした。いたづらごころをトレースしたら、相手の特殊アタッカーをたちまち機能不全にしてくれます。また、キュレムがダイスチル、ダイアース両方打てるので、ポリゴン2を要塞化し、最終的にTODで勝った試合も多くありました。また、トライアタックで状態異常も狙えて、火力もそこそこあるので、非常に活躍してくれました。

 

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普通のガオガエンです。対白バドレックスにおいて非常に活躍してくれました。キュレムのダイドラグーン、ダイスチル、ガオガエンのいかくを駆使して、弱点保険が発動しようとも、攻撃ランクの上昇を許しませんでした。

 

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普通の悪ウーラオスです。後発スイーパーとしての活躍は申し分なく、先発で出しても期待通りの仕事をしてくれます。全国ダブルでも活躍することでしょう。

 

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最速のレジエレキです。相手のカイオーガへ終盤打点を持てることと、初手のリザードンへかいでんぱを入れてサポートを行います。エレキネットは素早さ操作もできますが、相手2体を攻撃できるメリットが大きいと判断して採用しました。

 

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実は結構選出率高めでした。ダイマックスして相手のカイオーガリザードンに圧力かけたり、ダイマ後にサイドチェンジでサポートしたり、とにかく動き回ってくれました。ザシアンのキョジュウザンを1/4で受けられるのは非常に大きな強みでした。特に苦手としているソルガレオに対してはこのロトムの使い方で勝敗が決まるといっても過言ではありませんでした。最後に投入しましたが、本当にいい仕事をしてくれました。

 

 

 

さて、ここまでで気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。このPT、物理攻撃を仕掛けるポケモンがウーラオスガオガエンのみであり、特殊方面をケアしている相手には非常に辛い。。。。。そう、かいでんぱボルトロス無理です。。。。。。マッチアップしたときに気づき、もはやどうすることもできず、ただ急所や状態異常を祈るばかりでした。

 

 

 

◆参考試合◆

もっとうまい選出や立ち回りがあるとは思いますが、予選終了後にランクバトルで戦った試合のアーカイブを貼っておきます。プレイレベルは未熟なのでお察しですが、参考になれば幸いです。

(2021年4月12日 ダブルランクバトル575位~206位 10戦7勝3敗)

www.youtube.com

 

◆最後に◆

 今年のPJCS予選は残念ながら本ロム、サブロム共に最高1650付近で止まってしまい。あと4歩も5歩も足りませんでした。しかし、これは個人的なことですが、全国ダブルでは全く結果を出せず(最終3桁1回も載っていなかった)、伝説ルールが始まってからも思うような結果が出ない中、それでも自分で構築を考えて戦ってこれたのは良かったと思います。他の方の構築記事を読んでみると、構築の組み立て方や環境PTへの立ち回りの考察がすごくて、私はそこが圧倒的に不足していると思いますので、今後も勉強あるのみかなと思います。ただ、結果が出なくても自分で構築を組むことで得られる何かはあると思うので(もしかしたら新たに強いギミックを開発してしまうこともあるかもしれないですし)、自分なりに構築を考えてトライしていくスタイルは今後も続けていこうと思います。

 新シリーズでは伝説ポケモンが使用不可になり、いわゆる全国ダブルに戻ります。そしてPJCS2021本戦のルールもどうやらこの全国ダブルになるようなので、本戦出場される方々の頑張りをTwitter等で応援しつつ、私は私で引き続き頑張っていきます(前回の全国ダブルでは全く結果を残せなかったので、割とやる気に満ちています笑)

 

 ダブルバトルをはじめて1年ほど経ちますが、今後もできる限り続けていくつもりですので、今後ともよろしくお願いいたします。ここまで読んでくれた方々、ありがとうございました。

 

 

※ご質問等ございましたら、Twitter(@paisenegir)までお願いします。

 

 

ポケモン剣盾 ダブルランクバトル シーズン11構築記事 ~カビゴンサマヨール~

 こんにちは。HANZOです。今回はポケモン剣盾ダブルランクバトルシーズン11で使用した構築をご紹介します。早速ですが今シーズンの最終結果は、

・本ROM(TN:HANZO);最終28位(最終レート1913)

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・サブROM(TN:えりな);最終63位(最終レート1866)

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私自身ここまでの成績を残せると思っていなかったため、素直に嬉しいです。しかし同時にもっとやれたという思いと、構築完成度的にも中途半端に終わってしまった感があります(あくまで私個人の感想です)。しかし、自作のPTで過去最高レートを更新することができたので、今回記事として残します。

 

 

 

 

 

Ⅰ. 使用PT

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 今回はこの構築で本ROM・サブROM共に潜っていました。しかし、この並びにたどり着くまでにはかなり負けを重ねました。シーズン10の話になりますが、当初はカマスジョーとニンフィアによるダイアークビートダウン構築を使っていましたが、全く勝てず(おそらく構築もプレイングも悪かった)、10000~20000位を彷徨っていました。それでも懲りずに対戦を重ねていたところ、ピッピカビゴンポリゴンZの構築とマッチングしました。私はピッピポリゴンZの並びを警戒して選出を選びましたが、相手の初手はピッピカビゴン。そこからピッピ守る、カビゴンじばくを通されて盤面壊滅状態になり、裏から出てきたDMポリゴンZに成すすべなく敗れました。この時の対戦が、今回の構築のヒントになってくれました。

 まず、自分が負けた試合と同様にカビゴンピッピで試作しました。使用感としては、

・鋼タイプへ受けだしされるときつい

・意外と火力不足

サマヨール相手にどうしようもない

・立ち回りが制限されすぎて窮屈

といった感じでした。特に、相手ポケモンをじばくで突破できなかった場合に数の有利を取れず、押し負けてしまいました。ただ、初手自爆という行動は意外と読まれにくく、相手に圧力を与えていることもまた事実でした。そこで、以下の条件を満たせばもっと強くなるのではないかと考えました。

・じばくの威力をさらに上げること

カビゴンの横のポケモンがじばくで倒れず、2ターン目以降も仕事ができること

まず、「じばくの威力をさらに上げること」に関しては「てだすけ」が回答だと思いました。そして「カビゴンの横のポケモンがじばくで倒れず、2ターン目以降も仕事ができること」についてはゴーストタイプのポケモンを使用すれば解決できると考えました。これらの条件を持つポケモンを探していたところ、サマヨールにたどり着きました。この2体が構築の核となります。

 続いて残りの4体についてですが、ここまではDMエースポケモンが不在なため、シーズン11環境(シーズン9で使用率上位ポケモン使用禁止)で幅広く戦えるDMポケモンを考えました。候補としては、リザードンアシレーヌ、ジュラルドン、サザンドラポリゴンZドサイドン、パッチラゴン、ラプラス、を検討していました。この中で何回もテストし、最終的にアシレーヌパッチラゴンジュラルドンの3体に決めました。しかしながら、いまだにこの選択でよかったのか迷う部分もあります。1シーズンの時間がもっと長ければ時間をかけて煮詰めていきたかったですね。

 最後にDMしなくても強いポケモンを考えました。これはすぐに、きあいのたすき悪ウーラオスに決まりました。アシレーヌを採用していなかった頃は水ウーラオスを使用していましたが、アシレーヌ採用後はタイプが被ること、モロバレルへの打点の安定感を考えて悪タイプのウーラオスで採用しました。

 

 

 

Ⅱ. 個体紹介

サマヨール

実数値(努力値);147(252)-81-174(188)-80-174(68)-45

性格;おだやか

特性;おみとおし

持ち物;しんかのきせき

技;こごえるかぜ ナイトヘッド サイドチェンジ てだすけ

 構築の核の1体でトリックルームなくても非常に強かったです。てだすけで先制サポートする動きがPTのどのポケモンに対しても非常に有効でした。耐久配分は物理方面に特化させた方がよかったかもしれないです(ハチマキ悪ウーラオスが非常に多かったため)。

 基本的にはカビゴンの隣でてだすけし、じばくの火力サポートを行います。火力サポートが不要な場合、サイドチェンジでちょうはつをかわしたり、こごえるかぜやナイトヘッドでS操作や削りを行います。ほぼすべての試合で選出し、広く活躍してくれました。

 

 

カビゴン

実数値(努力値);235-178(252)-117(252)-63-131(4)-50

性格;いじっぱり

特性;あついしぼう

持ち物;こだわりハチマキ

技;じばく いわなだれ 10まんばりき ヒートスタンプ

 構築の核の2体目です。じばくが決まって、相手のDMポケモンを倒すことができれば、一気に有利まで持っていけるため、非常に活躍しました。今期はミミッキュ、ドラパルト、ガオガエンが不在により、非常に通りが良いということもあり、大活躍でした。基本的には初手にサマヨールと出してじばくしますが、状況によってはカビゴンにDMを切って制圧していく動きも強かったです(シーズン中盤から終盤にかけてはこの動きが多かった)。また、後ろにカビゴンを置いて、後発打開じばくを決めるのも強かったです。特に上位帯ではサマヨールとセットで出すとじばくが読まれるため、警戒感を下げてからのじばくは通りがいい様に感じました。

 その他の技について、いわなだれリザードンファイアローに対して採用しました。特に先発リザードンDMはカビゴンあついしぼうで炎半減できるため、非常に有利をとって戦えました。10まんばりきはテラキオン意識で採用しました。テラキオンサマヨールにちょうはつ入れてる間にダイアースで倒すムーブが取れて、意外とカビゴンテラキオンを倒す回数が多かったです。この副産物として、サンダースやセキタンザン、マタドガスへの打点も確保できたため、非常にいい選択だったと思います。ヒートスタンプはPT単位で重いナットレイへの打点として採用しました。

 

 

③パッチラゴン

実数値(努力値);166(4)-152(252)-110-90-90-139(252)

性格;ようき

とくせい;はりきり

持ち物;いのちのたま

技;でんげきくちばし 10まんばりき つばめがえし まもる

 DM枠1体目です。ラプラスアシレーヌへの圧倒的な威圧感を発揮します。ドラゴン技よりも10まんばりき、つばめがえしの方が打つ機会が多いと判断してこのような技構成にしました。ただウインディのおにび採用率が非常に高かったこと、ゲンガーが一定数おり、こごえるかぜからのラプラスのキョダイセンリツが強くてあまり出せませんでした。ただ、出たら圧倒的な高火力で相手を倒してくれるため、外せない1体でした。

 

 

④ウーラオス

実数値(努力値);176(4)-182(252)-120-74-80-163(252)

性格;ようき

特性;ふかしのこぶし

持ち物;きあいのたすき

技;あんこくきょうだ インファイト ふいうち まもる

DM切らなくても強い枠として採用しました。アシレーヌと組んでダイアークビートダウンも狙えるため、キョダイ個体ではなく通常個体で運用していました。水ウーラオスのすいりゅうれんだよりも火力がやや高く、悪技の通りも良かったため、非常に活躍できました。なんだかんだ環境で一番見たポケモンかもしれません(実際ほとんどのPTに入っており、ほとんどが悪ウーラオスで、その多くがハチマキを持っていた印象があります。)

 

 

⑤ジュラルドン

実数値(努力値);149(28)-95-135-172(252)-70-147(228)

性格;おくびょう

特性;すじがねいり

もちもの;とつげきチョッキ

技;ラスターカノン りゅうせいぐん かみなり あくのはどう

DM枠2体目です。すばやさを最速80族抜き調整をしているジュラルドンを抜けるように調整してみたものの、ジュラルドンミラーの試合はありませんでした。パッチラゴンの上からダイドラグーンを打てるのは強かったですが、まもるが欲しい場面が多すぎて、DM中の3ターンをフルに活用できない試合も多かったです。シーズン序盤はいかりのこなやサイドチェンジで縛られずに動けるDMエースとして非常に活躍したましたが、前述しやようにカビゴンにDMを切る展開が増えたこと、こちらのPTにこのゆびとまれやいかりのこなを採用したポケモンがおらずDMターンを有効に使いきれなかったことから、最終的にはほとんど出さなくなってしまいました。配分も本当にこれで良かったのか非常に疑問であり、もっと深く考察すべきだったと反省中です。

 

 

アシレーヌ

実数値(努力値);187(252)-84-94-195(252)-137(4)-80

性格;ひかえめ

とくせい;げきりゅう

持ち物;ぼうじんゴーグル

技;ハイドロカノン マジカルシャイン ふぶき まもる

DMエース3体目です。試運転段階でモロバレルに苦戦することが多かったため、ぼうじんゴーグルとふぶきを採用しました。この選択は非常に良かったと思っており、このおかげで勝ちを拾った試合も数試合ありました。火力UPアイテムを持たずとも素で十分戦えたし、隣にサマヨールが残った場合、てだすけやこごえるかぜによるサポートを受けながら相手を倒し切ってくれました。ただ、こごえるかぜで抜ける範囲をもう少し広げてもよかったかもしれません。

 

 

 

 

Ⅲ. シーズン11の感想と宣伝

 ダブルバトルを本格的にはじめて7か月程度経ちましたが、特殊な環境とはいえ、目標としていた最終2桁、レート1900超えを達成、さらに最終30位以内に入ることができ、素直に嬉しいです。来期からは冠の雪原環境ということで、USUM以前をプレイしていない私にとっては勉強することが多そうなシーズンになりそうです。

 最後に宣伝ですが、Youtubeにて不定期でダブルバトルの放送を行っています。よかったら気軽に遊びにきてください。

https://www.youtube.com/channel/UCCEoac-qlfJS7n93Y2CIRhw/

 ご質問・ご意見はtwitter @paisenegirまでお願いいたします。それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

 

ポケモン剣盾 ダブルバトル構築記事 ギャラピッピ改

 皆さんこんにちは、HANZOです。今回はポケモンダブルバトルの構築記事です。前回ギャラドスピッピをご紹介しましたが、今回はそれに多少手を加えたものとなります。また、初めにおことわりですが、本記事では努力値個体値種族値やHABCDSの表記を使用します。

 今回このパーティでシーズン8を戦い、最終順位は867位で最終日最高順位は420位でした(瞬間最高レートがおそらく1840程度)。目標が最終500位以内で目標未達だったのが大変悔しいですが、意表をつける面白いパーティが完成したと思っています。

 前回の記事でも書きましたが、このパーティは1から自分ですべて考えて作成したので、結果に関わらず記事にしようと思っていました。至らない点が多々あるかと思いますが、よろしくお願いいたします。その分書きまくりたいと思います。ここから先を執筆する私、がんばれ!!!

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1章 構築経緯

◆自分で考えたパーティで勝ちたい

 ダブルバトルをはじめたての頃は、有名で実力もある方々のパーティをそのまま育成して使用していました。実際に公式大会もほとんど流用構築やそのアレンジで臨んでいました。そしてある程度戦い方や戦術がわかってきた頃(ダブル始めて3か月くらい)、自分でパーティを組みたいと思い、考え始めました。始めは面白そうなギミックをひたすら考えて、「試合中に決まったら面白くね?」と舞い上がっていましたが、汎用性に欠け、びっくりどっきりメカの範疇を超えないものばかりだっため、たくさんのアイデアが没になりました。しかし、その中でこれは煮詰めれば強いかもしれないと思ったアイデアがありました。それは「ギャラドスが電気技を耐えて、相手を返り討ちにしたら面白そ」というものでした。ここからギャラドスについて考察していきました。

 

ギャラドスについて

 ギャラドスの特徴としてはたくさんありますが、ざっくり挙げると

・攻撃力が高い

・そこそこ素早い

・耐久力も高め

・とくせい「いかく」「じしんかじょう」がとにかく優秀

・パワーウイップを習得し、技範囲が広がった

・持ち物何持たせても強い

・補助もできる

といったところでしょうか。もっとたくさんあると思いますが、この中で注目したのは「耐久力」と「技範囲」です。今作はダイマックス(以下DM)という新要素により、ポケモンの耐久値が2倍になります。そのため、1撃でDMポケモンを倒すのは非常に困難です。さらにDM技には追加効果があり威力も高いため、DMしたポケモンを如何に効率良く運用するかが勝敗を分ける大きなポイントとなります。

 話を戻すと、ギャラドスの耐久についてですが、種族値は95-79-100(H-B-D)です。なかなか優秀な数値ですよね。タイプ的にも、弱点は電気、岩のみです(あとフリーズドライ)。ここで気が付いた点は

・電気技は基本的に特殊技が多い(環境に物理の電気技を使うポケモンが少ない)

・岩ポケモンには水技で弱点を突くことができる

ということです。そこで電気技を耐える案としてとつげきチョッキを持たせることを考えました。実際に計算してみると、ギャラドスがチョッキを持ってDMすると基本的に相手の電気技を耐えるという事でした(計算は環境に一定数いると思った水ロトムで計算しました)。

ひかえめ水ロトム@珠 威力130ダイサンダー

⇒DMギャラ(H252)に対して255-302ダメージ(63.1~74.7%)

 これで初めのコンセプト「ギャラドスが電気技を耐えて、相手を返り討ちにしたら面白そ」が現実味を帯びてきました。Hに振るだけでしっかりと攻撃を耐えてくれるので、BやDに努力値を充てる必要がないと判断し、攻撃に全振り、あまりは素早さ実数値を偶数にするためにSに振りました。

 また、ギャラドスは今作からパワーウィップを習得したこと、天候を変えるダイストリーム、素早さを上げるダイジェットも使えること、全体技であるじしんを覚えることから、チョッキを持たせて攻撃範囲を広く取ることも理にかなっていると思いました。 また攻撃範囲を広くとることで相手のポケモンを一撃で倒すことができる場面が多くなり、特性のじしんかじょうの発動機会も多いと考えました。

 努力値についてですが、Hに振ってチョッキを持つことで異次元の耐久力を誇ることから、BやDに振るよりもしっかりとAに振って相手を倒すことを考えました。その代償としてSを失ってしましますが、それに負けない耐久力があるため、問題なしと判断しました。

こうして本構築のエースである「とつげきチョッキギャラドス」が完成しました。

 

ギャラドス通して勝つために

 次に先ほどのギャラドスを活かす仲間たちを考えます。まず、ギャラドスの特性「じしんかじょう」を発動させるためには相手を倒す必要がありますが、さすがにギャラドスといえど火力アップアイテム無しでは相手を1撃で倒すのは難しいと思いました。そこで相手を満遍なく削ることができるポケモンを考えました。そこで全体技で攻撃できるポケモンという条件で絞って考えました(構築開始時は鎧の孤島が解禁されておらず、ワイドフォースは存在しませんでした)。ニンフィアコータストゲキッスリザードンバンギラスシャンデラキュウコンアシレーヌなど色々考えましたが、命中不安であるいわなだれ、ねっぷうを使うポケモンは候補から外しました。この段階で残ったのはニンフィアアシレーヌでしたが、アシレーヌギャラドスとタイプが被るため、ニンフィアを採用しました。ニンフィアにはこだわりメガネを持たせてハイパーボイスを打つことで、相手ポケモン2体に大きな負荷をかけることができます。仮に1ターン目に倒されてしまってもしっかりと相手を削ってギャラドス圏内に入れるという仕事がこなせればOKだと判断しました。

 次に、このニンフィアを守るポケモンを考えました。理由は、ニンフィアはSが遅く、相手の集中攻撃を受けてしまうと倒されてしまう可能性が高いからです。そこでこのゆびとまれやいかりのこなサイドチェンジが使えるポケモンを考えました。候補としてはバタフリー、イエッサン♀、トゲキッス、ピッピが挙げられました。ここから絞りにかかりますが、まず相手の草タイプに通用しない怒りの粉を使うバタフリーを除外。次にニンフィアとタイプが被るため、トゲキッス、ピッピも除外。イエッサン♀が残りました。実際に考察してみると、サイコフィールドで相手の先制技を縛りつつ、このゆびとまれ、まもる、てだすけを覚え、またゴースト技を無効化でき、Cに振らなくてもタイプ一致とフィールドの倍率でそこそこ火力を出せる点から採用しました。数値も意外と優秀でBに振り切ると思いのほか固くなり、特性と合わせたサイコシードによりD方面もケアでき、このゆびとまれを使用するポケモンとして必要な耐久力を備えることができます。採用段階ではワイドフォースが存在していませんでしたが、後に習得し、かなり化けました(笑)。

 次にギャラドスのサポーターを考えました。現状だと初手で相手を削ってギャラを通すことを考えていますが、素早さの遅いギャラドスをDMさせてダイジェットにより味方ポケモンのS上昇を狙ってもあまり旨味はないと考えました。そこで、ギャラドスを徹底サポートし、ひたすら相手を倒し続けるようにしようと考えました。そうすると先ほど挙げたサポートポケモンが再び候補に上がりました。これらの中で特に注目したのがピッピでした。特性フレンドガードによってギャラドスの耐久がさらに上昇し、てだすけで瞬間的な火力補助も可能です。さらにこのゆびとまれ、サイドチェンジも無理なく両立できるため、最後まで相手を攪乱できると思いました。

 こうして、ギャラドス・ピッピ・ニンフィア・イエッサン♀という構築の核が完成しました。

 

◆苦手な相手への補完

 ここまでで構築の核が決まりましたが、もちろん苦手な相手もいます。特に、バンギラスドリュウズの並び、エースバーンなど、物理効果力で圧力をかけてくるポケモンが筆頭だと感じました。またガオガエンウインディなどいかくをまいてくるポケモンも苦手です。始めはバンドリ対策でナットレイを採用していましたが(前回記事参照)、正直に対策になっていないと感じました。バンギラスに炎技が仕込まれている場合があること、ダイナックルや弱点保険で強引に突破されることで、ほとんど活躍できませんでした。そこで、いかくポケモンを採用することにしました。候補としてはズルズキンウインディガオガエンが挙がりました。結果的に、これらの中で最も素早さが早いウインディを採用しました。バンギラスに上から鬼火を入れられるほかに、物理か特殊か読まれにくいこと、バークアウトで相手の特殊攻撃力を下げられること、全体技の

ねっぷうを高火力で打てること、格闘技が弱点でないことが決め手になりました。持ち物は発動機会が多いオボンのみとしました。実際に使ってみると、確定数がずれて1発耐えてしっかりと仕事を遂行でき、相性はいいと感じました(正直ほかにいいのが思いつかなかった)。

 

ギャラドス以外のDMエース

 ここまでのポケモンを並べると、ギャラドス以外DMさせるポケモンがいないため、ギャラドスを出せないパーティに対して繰り出せるDMエースを考えました。といってもあまり深くは考えずに、ギャラドスが物理エースだから特殊エースにするか、と考えていました。候補としては、リザードン、ジュラルドン、サザンドラ、ドラパルトが候補に挙がりました。この中でリザードンはすぐに候補から外れました。もともときついバンギドリュウズに弱いためです。またサザンドラトゲキッスマジカルシャインで4倍弱点を突かれてしまう(急所のおまけ付きで)ため不採用。ドラパルトはそもそも特殊方面の数値が不足していると感じたので不採用。結果的に残ったジュラルドンを採用しました。パーティにピッピがいることから苦手な特殊技を逸らしつつ、ギャラドスが苦手とする電気、岩タイプに対して有利目に戦うことができます。

 持ち物はいのちのたまとしました。ギャラドスのように相手を倒しながら火力を上げることはできないので、毎ターン安定して効果力をたたきつけることができるため、非常に使い勝手がいいと感じました。ピッピの存在で耐久を上げ、てだすけで火力を上げ、特性でこのゆびとまれ、サイドチェンジを気にしなくて済むので、メンタルを正常に保ったままプレイできるのが非常に強いと感じました。

 こうして構築が完成しました。具体的な技、実数値については第2章をご覧ください。

 

 

第2章 パーティ紹介(詳細)

 ここからは具体的な型紹介をしていきます。

 

①ピッピ

持ち物;しんかのきせき

性格;なまいき

特性;フレンドガード

数値;177-x-96-x-99-36(252-0-220-0-36-0)

技;このゆびとまれ てだすけ サイドチェンジ まもる

 主にギャラドスやジュラルドンの横に君臨し、ひたすらサポートします。サイドチェンジでピッピへの攻撃を横のポケモンに受けさせたり、てだすけで瞬間火力をだしたり、毎ターン何かしらのサポートを行います。まもる、サイドチェンジ、このゆびとまれは相手も考慮するので、しっかりと読み合ってピッピを生存させつつ相手に圧力をかけることを意識します。私は初手サイドチェンジを通して試合開始直後から相手の思考を邪魔したりしてました(不快指数高くてすみません、でも強いんです。。。)

 配分はBD実数値が均等っぽくなるようにしました。特に困ったことはなかったです。

 

ニンフィア

持ち物;こだわりメガネ

性格;ひかえめ

特性;フェアリースキン

数値;202-x-86-178-150-80

技;ハイパーボイス はかいこうせん でんこうせっか マジカルフレイム

 実はアシレーヌよりも歌姫なのでは?と思われるくらいえげつない火力のハイパーボイスが魅力的。HPに振るだけでそこそこの耐久力を手にし、行動保証も取れます。主に初手に投げて相手全体に圧力をかけるのがメインの仕事ですが、終盤に裏から出して一掃する動きも強かったです。また、初手でサマヨールと対面したときはいらんことをされる前にはかいこうせんで倒したりしてました(基本的に横にイエッサンがいるため、ワイドフォースと重ねています。)初手で出し勝ったら相手がDM切る前に勝負を決めることも可能です。そのくらいメガネハイボ強いです。

 配分はHCに全振りしました。余りをBに振っていますが、多分Sに振った方がいいと思います。。。。多分。。。。。。

 

ウインディ

持ち物;オボンのみ

性格;ひかえめ

特性;いかく

数値;197-x-100-167-100-116(252-0-0-252-0-4)

技;ねっぷう バークアウト おにび まもる

 前回記事からの変更点①。いかくと鬼火で物理方面を、バークアウトで特殊方面を減衰させ、有利な相手にはねっぷうでダメージを稼ぎます。技候補として新技のねっさのだいちも非常に強力で、コータスガオガエン意識で鬼火と交換してもいいかもしれません。

 配分はHCとしましたが、もっと耐久に振って生存率を高めてもよかった気がします。まだ研究不足ですね。。。

 

ギャラドス

持ち物;とつげきチョッキ

性格;いじっぱり

特性;じしんかじょう

数値;202-194-99-x-120-102(252-252-0-0-0-4)

技;たきのぼり とびはねる パワーウィップ じしん

 本パーティのエース。ピッピと並べることで異次元の特殊耐久力を発揮し、広い技範囲で相手を刈り取っていきます。素早さが遅くて問題だと思ったことは、正直なかったです。それに見合った耐久力があります。ほかにもアイアンヘッド、こおりのキバも覚えますが、全体技のじしんが非常に便利で使い勝手が良かったです。横がピッピでも容赦なくてだすけじしんしてました(そしてピッピの固さに驚いてました)。

 技構成は一致技のたきのぼり、とびはねるは確定。トリトドンその他水タイプへの打点としてのパワーウィップも確定。ラストは全体技のじしんにしました。全国大会予選で相手のセキタンザンとラスト1体同士の対面になってこらえる押されたので、本当にじしん採用してよかったと思いました(たきのぼり打ってたら負け筋引いてた)。

 配分はHA全振り。余りはS。DM時のHP404の安心感はすごいです。ダイジェットを打って抜けるラインをしっかりわかっていないと、相手視点は早いギャラだと思って行動することがあるので、こちら視点での見極めが重要だと感じました。

 

⑤イエッサン♀

持ち物;サイコシード

性格;れいせい

特性;サイコメイカ

数値;177-x-117-127-125-90(252-0-252-4-0-0)

技;このゆびとまれ まもる ワイドフォース マジカルフレイム

 鎧の孤島で超絶強化されたポケモン。ワイドフォース強すぎです。始めはサイコキネシスで運用していましたが、ワイドフォースの方がやはり使い勝手がいいです。マジカルフレイムは相手のポリゴン2ラプラスナットレイに打ちます。またすばやさですが、最遅でも個体値Vでもない中途半端な値にしました。理由は相手の素早さ85族近辺のS確認をするためです。こちらだけ一方的に情報を取れるので、個人的にはよかったと思っています。基本的にニンフィアウインディと一緒に初手に出してワイドフォースで圧力をかけたり、この指でサポートしたりします。始めはワイドフォースアタッカー、後半生き残ったらこの指サポーターになる、まるでドライガーのようなポケモンです(通じる?)。

 技はこのゆびとまれとまもるは確定。新規習得のワイドフォースは採用理由しかないため採用。最後はてだすけかマジカルフレイムか迷いましたが、マジカルフレイムを採用。相手の意表を突ける技でもあると思うので、意外と使い勝手が良かったです。

 配分は補正をCにかけてHBに振り切っています。持ち物のサイコシードと合わせて非常に耐久力があるため、対応力が広く、何気に選出率No.1かもしれません。

 

⑥ジュラルドン

持ち物;いのちのたま

性格;ひかえめ

特性;すじがねいり

数値;177-x-136-188-71-106(252-0-0-252-0-4)

技;ラスターカノン あくのはどう りゅうせいぐん まもる

 本パーティの特殊エース。まもるを採用してトリックルームのターン調整をしたりできるのでなんだかんだ使い勝手は良かったです。あくのはどうは10万ボルトと迷いましたが、相手のDを下げるため、本パーティと相性が良いと思ったためあくのはどうを採用しています。

 配分は前回から変えており、HCに全振りとしました。やはり火力が全然違います。ほんとに強いです。Sを落としましたが、それで困ることもなかったため、個人的には調整変更して正解だったと思っています。

 

 

 

第3章 所感

 ひたすらに所感をかいていきます(段々執筆疲れてきました、ここで4時間くらい経過中)。

・VSトリックルーム(特殊)はほとんど勝てました。もともと上から制圧するようなPTではないため、相手に先に動かれることに抵抗がない。

・パーティにジュラルドンがいてもイエッサンブリムオンは出てくるときは出てくる。ニンフィアハイパーボイスとイエッサンのマジカルフレイムで対応可能。

サマヨールドサイドンバンギラスがいる場合はトリル貼られないように注意。張られたら終わる。。。

ガオガエンにくるくるされるの苦手だったから、きちんと立ち回りや技で対策考えないといけなかった気がする。

・VSコータスリザードンはこのギャラ全く怖くない!!

・私以外にチョッキギャラをダブルで使ってる人を見たことない気がする。

・ジュラルドン以外であれば、ダウンロードで基本的にAが上がる(お相手のポリゴン2の話)

・新環境になってからポリゴンZがきつすぎた。。。いかくの特殊版欲しい。。。

このゆびとまれポケモンが2体いると色んなコンボに対応できる可能性が広がる。

ポケモンを信じて戦えば苦しい時にはポケモンに助けてもらえる(時もある)

 

最後に

 ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。正直シーズン8は自分の中ではいい結果とは言えませんでしたが、一つの新しいギャラドスの使い方を表現できたのではないかと思っています。正直はじめは自分で組んだパーティでここまでの結果を出せるとは思っていなかったので、そこはうれしく思っています。

 シーズン9はとにかく今まで結果を出してきたスタンダードな並びを育成しまくって、構築のバリエーションを増やしながら、私の経験値を増やしていこうと思います。

 また私事ですが、Youtubeにてゲームの配信活動始めました。最近は仕事が忙しくなり頻度が減ってしまっていますが、機会があれば暇な時に遊びに来てくれると嬉しいです。基本的に土曜日は何かしら放送していこうと思います。

https://www.youtube.com/channel/UCCEoac-qlfJS7n93Y2CIRhw

 

また、ご質問・ご感想はTwitter(@paisenegir)までお願いいたします。

 

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございます。

シーズン9もポケモン楽しんでいきましょう!!

 

 

 

 

【ダブル構築】ギャラドスピッピ

こんにちは、HANZOです。今回はポケモン剣盾ダブルバトルの構築記事です(初ダブル記事です)。ランクシーズン7及び全国予選で使ったPTになります。ダブルバトルにおいては初めて自分の考えだけで組んだPTなので、まだまだ改善点や立ち回りを煮詰める余地はあると考えています。非常に拙い内容ですが、一読いただけたら嬉しいです。

戦績

・6/26~6/28全国大会予選最終1682

 

◆使用PT◆

 

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◆構築経緯◆

 自信過剰ギャラって強くね?って思ったのが出発点でした。タイプ一致ダイジェットでS上昇させつつ、相手ポケモンを倒しながらAも上昇し、そうなった場合誰も手を付けられないと思ったからです。このギャラドスを通して勝つようにPTを組み始めました。 

 まずギャラの居座り性能を高めるピッピはすぐに決まりました。そして、このギャラドスで確実に相手を倒すために、ある程度相手を削っておく必要があると感じたので、全体技を高火力で押し付けるニンフィア、それをサポートするイエッサン♀が決まりました(組んだ当時は鎧の孤島が解禁されておらず、サイコキネシスを採用していましたが、後にワイドフォースを習得してめちゃくちゃ強くなりました)。この4体が構築の核になります。

 この段階で相手のバンギラスドリュウズ構築が非常に重く感じたので、それらに強いポケモンを探しました。候補としてはナットレイローブシン、アーマーガア、バンバドロを考えましたが、PTにイエッサンがおり、ローブシンマッハパンチが打てない場面や、トゲキッスに隙を見せやすいことから、ローブシンは不採用。また相手の水ロトムを考慮するとアーマーガア、バンバドロは不採用となり、ナットレイを採用しました。

 最後の1体はいろいろ試しましたが、いまだにしっくりくるポケモンに出会えていません。とりあえず特殊攻撃のエースを考えていたので、ジュラルドンやリザードンが候補に挙がっていました。リザードンバンギラスドリュウズに何もできずに倒されてしまう未来が見えたので、ジュラルドンを採用しました。こうすることで、ピッピジュラルドンの並びも獲得し、ブリムオンの選出をある程度けん制することを狙いました(効果があったかは不明)。もっといい案があれば教えてください笑。

 

◆個体詳細◆

ギャラドス

性格;いじっぱり

特性;じしんかじょう

持ち物;とつげきチョッキ

数値;202(252)-194(252)-99-x-120-102(4)

技;たきのぼり/とびはねる/パワーウイップ/じしん

素の耐久の高さと攻撃力の高さ、技範囲の広さを重視した方が幅広いポケモンに対応でき、居座り性能も向上すると考えてフルアタック型とし、持ち物はとつげきチョッキとしました。これによって非常に高い特殊耐久を手に入れ、横にピッピがいる場合、たいていの電気技を耐えてくれるようになりました。技はタイプ一致のたきのぼり、とびはねる、相手の水ポケモンへの打点となるパワーウイップは確定。最後は電気ポケモン(ストリンダー、パッチラゴン)への打点としてじしんを採用しました。地面技を所持させることで、ドラパルトセキタンザンの裏のトリトドン交代を読む必要がなく、セキタンザンに4倍弱点を付けるのが非常に好ポイントでした(弱点保険は発動しますが、Sを上げずに済みます)。また単純に全体技の打点としても重宝しました。Sそんなに遅くて大丈夫?と思われるかもしれませんが、使ってみた感じ不便には感じませんでした。ただ、ダイジェットの回数とその時のS実数値ラインは把握しながら立ち回る必要はあると思います。(最速ドラパルトはダイジェット2回では抜けないなど)

 

②ピッピ

性格;なまいき

特性;フレンドガード

持ち物;しんかのきせき

数値;177-x-96-x-99-36

技;このゆびとまれ/てだすけ/サイドチェンジ/まもる

特に語ることのない普通のサポートピッピ。フレンドガード最強!!初手からサイチェンで攪乱したり、てだすけでギャラドスの初撃の火力を補ったり、後発で出す場合は味方のポケモンのHPを確保したり、本当に強いサポートポケモンだと思います。

 

ナットレイ

性格;のんき

特性;てつのとげ

持ち物;たべのこし

数値;181(252)-114-201(252)-x-137(4)-22

技;やどりぎのたね/まもる/ジャイロボール/ボディプレス

ごく普通の最遅ナットレイ。バンギドリュウズを見たかったので、採用。持ち物は居座り詰ませ性能のある食べ残し。てっぺきは迷いましたが、鋼技欲しい場面もあったので、今回は外しました。大会中のやどりぎの命中率6割くらいでした。。。

 

ニンフィア

性格;ひかえめ

特性;フェアリースキン

持ち物;こだわりメガネ

数値;202(252)-x-86(4)-178(252)-150-80

技;ハイパーボイス/はかいこうせん/でんこうせっか/マジカルフレイム

核の1体。主にイエッサンと共に先発で出して相手全体に圧力をかけていきます。ハイパーボイスはかいこうせん、マジカルフレイムは即採用。ラス1はなんでもよかったのですが、適当に電光石火にしました。1回も打ってません(改善点1つ目)。構築的にできればトリックルームされたくないので、初手にサマヨールが出てきたときはワイドフォースとはかいこうせんで処理していました。イエッサンにも言えることですが、全体攻撃技は先発での後発でも相手に大きな圧力をかけられるので、非常に強いポケモンだと感じました。

 

⑤ジュラルドン

性格;ひかえめ

特性;すじがねいり

持ち物;いのちのたま

数値;177-x-136(4)-179(180)-71(4)-114(68)

技;ラスターカノン/あくのはどう/りゅうせいぐん/まもる

特殊DMエースとして採用。強いポケモンですが、私ジュラルドン使うの苦手かもしれません。。。あまり活躍させてあげられなかった。ただまもるの使い勝手は悪くなかったように思います。Sを準速バンギラスを抜く調整としましたが、生きる場面が少なく、Cぶっぱした方が良かったと思う場面もあったので、この辺をもう少し練るべきかと思っています(改善点2つ目)。なんでこんな微妙な配分にしたのか自分でも不明。

 

⑥イエッサン♀

性格;れいせい

特性;サイコメイカ

持ち物;サイコシード

数値;177(252)-x-117(252)-127(4)-125-90

技;このゆびとまれ/まもる/ワイドフォース/マジカルフレイム

 記事書き出して思ったけど、Sの数値とせいかくがなんか変。育成ミスってる。。。皆さんはひかえめもしくはれいせい最遅で育成した方がいいと思います。まあHBCDさえしっかりしていれば問題なく運用できるので、目をつむってください。。。

 さて気を取り直して、ニンフィアと共に先発出しすることが多かったです。また後発に回っても、この指でサポートできつつ自身もワイドブレイカーで負荷をかけていけるので、思いのほか使い勝手が良かったです。もしかしたら一番仕事してたかも。マジカルフレイムはナットレイへの打点と初手のブリムオンへのけん制で使用していました。非常に使い勝手が良かったです。パーティによってはてだすけもいいと思います。この子は本当にワイドフォースで可能性が広がったと思うので、もっと考察を深めていきたいです。

 

 

 

◆終わりに◆

今回は1から自分で組んだPTで大会に出てみようということでやってみましたが、惜しくも結果実らずといった形でした。スタートは11連勝を決め30戦終了時点で1680程度レートがあったので、本当に悔しかったです。しかし、ダブルバトルをはじめて4か月、今までで一番いい成績を収めることができたので、今後も精進していこうと思います^^

そして7月からのシーズンではウーラオスをはじめ、様々なポケモンが解禁されるということで、環境が激変すると思われます。怖さもありますが、非常に楽しみでもあります。とにかく「楽しんで」いきたいですね^^

 

余談ですが。友人がswitch譲ってくれました。今まではswitch light2台でやっていましたが、これにより動画サイトを通した放送なんかもやっていこうと思っているので、暇な時は遊びに来てくれると嬉しいです。7月中には開設したいなぁ笑

 

今回は以上です。ご質問・ご意見はtwitter(@paisenegir)までお気軽にどうぞ。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

ポケモン単体紹介 -ヌメルゴン-

こんにちは、HANZOです。

最近どっぷりダブルバトルにはまっておりまして、5月のINCも参加しました。

最終日に私用があり30戦のみの結果となりますが、レート1661でした。

レート画面とPTを雑に貼っておきます。この中で今回紹介するポケモンヌメルゴンです。

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ヌメルゴンの採用経緯

ヌメルゴンを紹介するにあたって、今回のパーティ構築の経緯をさらりと説明します。

はじめは、サマヨールドサイドンバタフリーの並びを主軸に組み始めました。この並びについては説明不要かと思いますが、実際に使ってみると非常に制圧力が高く、一瞬で魅了されました。そこで残りの3匹をどうしようか考えながら対戦を重ねていると、コータスリザードンフシギバナキュウコンの晴れ構築に対する対処に不安があり(私のプレイングが下手なだけだと思うが)、これらの晴れポケモンを対策できるポケモンを探していたところ、ヌメルゴンにたどり着きました。ヌメルゴンは非常に特殊耐久が高く、ドラゴン単というタイプにより、晴れポケモンたちの攻撃をしっかりと受けきることができ、特性そうしょくにより、フシギバナのねむりごな耐性もあり、非常に噛み合うと思いました。

 

■型紹介

名前;ヌメルゴン

持ち物;とつげきチョッキ

性格;いじっぱり

とくせい;そうしょく

技;いわなだれ ほのおのパンチ ワイドブレイカー パワーウイップ

実数値(努力値);165-167(252)-109(148)-117-170-114(108)

 

■育成意図

☆持ち物

前述した晴れポケモンたちはいずれも特殊技で攻撃してくるため、特防を高めるとつげきチョッキを採用しました。また、ヌメルゴンの覚える技は非常に広いタイプに富んでおり、フルアタで育成して広範囲を見れるという意味でも、チョッキと好相性だと思いました。

☆特性

フシギバナのねむりごなを無効にできるそうしょくを採用。ここまではすぐに決まりました。ここから、特殊型にするか物理型にするかで悩みましたが、そうしょくのA上昇を活かすことができる物理型にしました。

☆技

晴れポケモンたちは炎タイプが多いので、弱点をつけるいわなだれを採用。次に天候晴れを利用してフシギバナに圧力をかけるほのおのパンチを採用。タイプ一致のドラゴン技は迷いましたが、相手全体を攻撃でき、攻撃ランクを下げるワイドブレイカを採用。最後は流行りのミロカロスアシレーヌ、また一定数いるトリトドンへの打点としてパワーウイップを採用しました。ワイドブレイカーはまもるを考慮せずにバンギラスドリュウズドサイドンに対して弱点をつかずに攻撃を下げられるので、非常に使い勝手GOODでした。パワーウイップも終盤でバンギラスドサイドンへの打点となって打つ機会は多かったように思います。

☆配分

A;とりあえずぶっぱ。

S;最速バンギラス抜き。

あまり;防御

正直、もっといい配分がある気がしますが、とりあえず特防には振らなくてもチョッキ持てばめちゃくちゃ固くなるので、あまりはBに振りました。同速帯で有利を取るためにもっとSに割いてもいいと思います。この辺はシングル/ダブル、環境・流行、自分のパーティによって変わってくると思うので、深くは考えてません。とりあえず私はこの配分で後悔はないです。

 

■感想

相手のPTが晴れ構築の場合、私の構築に対して初手晴れの並びで出されることが多かったので、とりあえずヌメルゴンを初手に出して対応してましたが、うまく機能してくれました(サマヨールのサイドチェンジでねむりごなをヌメルゴンに当ててカウンターするなど)。また、晴れの特殊攻撃もほとんど有効打にはならないので、安心して攻撃技を押すことができます(精神状態がクリアに保たれることは、ポケモンバトルにおいてアドだと思うので笑)。

また、晴れ以外にもバンギラスドリュウズの並びに対してワイドブレイカーを打って攻撃力を削ぎ、後続のサポートをする動きも強かったです。技威力自体は低いですが、全体技で命中率100%なので、こちらも精神安静性抜群でした笑。

 

今回は以上となります。私自身ダブルバトルをはじめて3か月程度で大きな結果も残せていませんが、自分で考えたポケモンが活躍して使いやすかったので、調子乗って記事に起こしましたm(-_-)m

採用までは至らなくとも、何か一助になれば幸いです。

ご質問・ご意見は記事コメント、またはツイッター(@paisenegir)にお願いします。

 

それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

みなさん、良いポケモンライフを!!