シーズン4お疲れ様でした。HANZOです。今回初めて構築記事を書きます。至らない点が多々あると思いますが、よろしくお願いします。また、今回の構築は人によって非常に強い嫌悪感を抱く方もいらっしゃると思います。予めご了承ください。
また、各ポケモンの努力値配分や実数値を載せますが、努力値はH-A-B-C-D-S表記とし、実数値はLv.50時の値を記載します。
本記事の構成は以下です。
・成績
・構築経緯と使用感
・個体紹介
・おわりに
早速ですが、使用したパーティはこちらです。
(ラプラス、ゲンガー、ミミッキュ、バンギラス、エースバーン、ドリュウズ)
■成績
最終順位;986位
最終日の最高順位;650位
シーズン4瞬間最高順位;108位
■構築経緯と使用感
ポケモン初心者である私が勝つにはどうしようかと考え、催眠ゲンガーにたどり着きました。理由は、眠りによって相手のダイマックスターンを阻害しつつ行動できるのが強いと考えたこと、今作はキノガッサがおらず(後々解禁されるかもしれませんが)、環境全体に催眠対策が薄いと考えたことが挙げられます。
本パーティは基本的にバンギラスで場を整えて、ゲンガーで最低1体倒して、残りをDMエースで倒す、という動きがベースです。さいみんじゅつは命中不安技ではあるものの、決まれば試合の主導権を一気に引き寄せることができ、劣勢からでも巻き返すことができる力がありました。また、パーティ相性的にクレベースドヒドイデヌオーといった受けサイクルに対して強いと感じました。正直、受けサイクルに負けた記憶ないです。
■個体紹介
①ラプラス(ちょすい、ひかえめ、たべのこし)
努力値;156-x-116-116-36-84
実数値;225-94-115-132-120-91
技;みがわり フリーズドライ うたかたのアリア ぜったいれいど
基本的にドヒドイデ、ヌオー、ナマコブシなどの受けサイクルポケモンを対面で起点にして、フリーズドライやぜったいれいどで圧力をかけていきます。持ち物はコンセプトと相性が良いと思い、たべのこしを持たせました。対カビゴンでみがわりであくびを躱したり、相手のダイマックスターンを枯らしたり、ウオノラゴンのケアをしたりと活躍の場が多く、選出率も高かったです。みがわりはタイプ不一致イカサマ耐え、カビゴンのヘビーボンバー耐えです。ちなみにこの子はキョダイマックス個体ではありませんが、試合によってはキョダイセンリツ打てれば勝てる試合が2、3あったので、キョダイマックス個体で育成した方がいいかもしれません(後述しますが、ダイアイスによるあられでゲンガーのたすきを潰さずに済むメリットもある)。
今期はキョダイマックスラプラスが環境に多くおり、それに伴いみがわりの警戒が薄くなっていると感じました。具体的にはナットレイが後投げされるケースが多かったように思います。その場合、みがわりでやどりぎのたねを不発にし、ぜったいれいどの試行回数を稼いで、相手に悠長な行動をさせずにあわよくばそのまま突破を狙うことができます。
弱点として、相手のラプラスと対面した場合、電気技を所持しているケースが多く、押し負けてしまう事が多々ありました。またシーズン後半になるとさすがにラプラス対策が豊富になり、うまく選出誘導されて狩られたりしたこともありました。
②ゲンガー(のろわれボディ、おくびょう、きあいのたすき)
努力値;0-0-0-252-4-252
実数値;135-x-80-182-96-178
技;みちづれ たたりめ さいみんじゅつ きあいだま
本パーティの主役です。催眠術たたりめで相手パーティに高負荷をかけます。最速で育成した理由は、アイアントに対して確実に先制するためです。その副産物として耐久振りドラパルトや意地っ張りエースバーンに対して先制できるようになりました。
基本的に対面で無起点からさいみんじゅつを打って、たたりめで大ダメージを狙います。ほとんどのポケモンはその段階で後続のダイマックス技圏内に入り、眠りターンが長引けばそのままゲンガーで突破できます。また、耐久の脆いゲンガーはきあいのたすきと非常に相性が良く、さいみんじゅつの試行回数増加や後述するみちづれの成功率を高めたりなど、非常に強力で高負荷な立ち回りが可能となりました。
きあいだまはノーマルタイプへの打点として採用しました。そのおかげでカビゴンやホルード、タチフサグマに対して居座ることができ、控えポケモンの負担を大きく減らすことができました。そのほか、ラプラス、ドリュウズ、バンギラス、ブラッキーへの高火力打点となるため、非常に重宝しました。
みちづれは、きあいのたすきでHP1のゲンガーに対してそのまま攻撃してくる相手が多く、非常に決まりました。特にカビゴンやナットレイ、クレベースといった、突破に苦労するポケモンに対して非常に有効でした。これはおそらく、相手視点からはさいみんじゅつを避けないとどうにもできず、さいみんじゅつの試行回数を稼がせないという思考が、みちづれの成功率を高めたのだと思います。
このゲンガーの弱点は先制技持ちのポケモンとゲンガーより早いポケモン、特にドラパルトです。ドラパルトはドラゴンアローという2回攻撃技を覚え、それを上から打たれるだけで倒されてしまいます。先発でゲンガードラパルト対面ができると本当に絶望的で、裏のミミッキュに引いてドラゴン技を無効にできればいいですが、ドラパルト側がとんぼ返りを選択していた場合、目の前がまっくらになります。はじめはこの動きで何回も負けたため、後述するバンギラスを開発したという経緯があります。
③ミミッキュ(ばけのかわ、いじっぱり、ラムのみ)
努力値;228-156-108-0-4-12
実数値;159-143-114-x-126-118
相手の全抜きエースを止めるポケモンで、耐久に厚く回しています。はじめはアッキのみで運用していましたが、ギャラドスのとびはねる⇒麻痺⇒痺れて負けた試合が2連続続いたのでラムで運用しました。そのおかげであくび持ちポケモンの前で堂々と剣舞することができ、その後のダイホロウ、ダイフェアリーで大ダメージを与えることができます。またドラパルトの鬼火やラプラスのフリドラ氷結もしのぐことができ、非常に使用感として良好でした。
ただSが遅いので、70族付近のポケモンが最速だった場合抜かれてしまいます。また相手のミミッキュがSを振っていた場合、撃ち負けてしまします。
④バンギラス(きんちょうかん、ずぶとい、ヨプのみ)
努力値;252-0-140-4-100-12
実数値;207-138-162-116-133-83
先発場づくりのバンギラスです。非常に耐久に厚くしています。パーティ単位でドラパルト、ヒヒダルマが重かったので、ヨプのみ(格闘半減)を持たせて行動保証しました。主な耐久調整は下記です。
・A特化ヒヒダルマ(スカーフ想定)のばかぢからの最大ダメージ208
・補正なしC252振りかっとロトムのリーフストーム確定耐え(最大ダメージ206)
基本でんじは、がんせきふうじから入ってS操作し、ステルスロックを巻ければ仕事完了です。でんじはによる麻痺で裏のゲンガーのたたりめの火力補助をしつつ、場に生存していれば、麻痺とあくのはどうのまひるみも狙っていけます。きんちょうかんにしている理由は、たすきゲンガーと同時選出することを考え、砂によるスリップダメージを無くすためです。
非常に選出率が高く、安定して活躍してくれました。ここまで厚く耐久に振ることで、先発格闘技持ちのギルガルドやオノノクスへの行動回数が増え、安定して後続のポケモンで処理できるラインまで押し込むことができました。また、ドラパルト対面は本当に強く、基本的に2回以上行動することができ、非常に頼もしい存在でした。
苦手なポケモンはウオノラゴン、カマスジョー、などの上から高火力弱点技をついてくるポケモンと、挑発持ちアーマーガアです。特にアーマーガアはゲンガーのたたりめで処理するルートを確保するためにまひを入れておきたいが、それをちょうはつで防がれると一気にきつくなってしましました。
⑤エースバーン(もうか、ようき、チイラのみ)
努力値;12-246-0-0-0-252
実数値;157-167-95-x-95-188
技;かえんボール きしかいせい ビルドアップ みがわり
全抜きエース枠その1です。ダイバーンの威力と早い素早さが魅力で、非常に使いやすかったです。パーティ単位で重めなナットレイやアーマーガア、カビゴンに対して非常に強く、たすきを潰せていればドリュウズも1撃で倒すことができます。ラスト1体同士の対面で相手に先制技がなければみがわり⇒チイラ発動(A↑)⇒かえんボールorきしかいせいでほとんど倒すことができます。3/31時点で私は2000位付近にいましたが、そこから650位まで押し上げてくれた立役者です。
弱点は、もらいびシャンデラです。何もできません。また、相手のきあいのたすきを潰せていない状態だと、余計なダメージを負ったり、そのまま倒されてしまう場合もあります。特にドリュウズやホルードといった高火力たすき持ちポケモンにはパーティ単位でしっかりとケアしなければいけません。
努力値;124-0-236-0-0-148
実数値;201-155-121-63-85-127
全抜きエース枠その2です。じゃくてんほけんとすなかきで抜き性能を高め、決まればあっさりと全抜きできます。恐らく一般的にはつのドリルではなくつるぎのまいがメジャーなのかと思いますが、クレベースやヌオーなどの受けポケモンに最後まで突破できる可能性を残す点と、ダイアタックで相手のSを下げる意図で採用しました。
しかし、シーズン後半になるとじゃくてんほけんを読まれて負けるパターンが多く、選出画面で刺さっていても出す回数は一番少なかったように思います。ただ、相手視点からは選出画面で圧力に感じるはずなので、ずっと採用していました。
■おわりに
実は催眠ゲンガーのパーティはシーズン3から使っていて、マイナーチェンジを繰り返しながら今回の構築に落ち着きました。比較的運要素多めの構築かと思いますが、使ってみると最後まで勝つ可能性を秘めたパーティだと感じました。初心者の私でも最終3桁を達成でき、シーズン途中で2桁を射程に捉えることができたことから、やはり眠りの戦術は非常に強力だと感じました。特に今作はまだ「キノガッサ」がおらず、全体的に催眠対策をしているケースが少なかったこともあり、そこそこ勝てているのだと感じます。
今回、初の構築記事投稿ということで、情報不足や見易さ、読みやすさの観点など、お見苦しい点がたくさんあったかと思います。ご質問、ご意見がございましたら、コメントやツイッター(@paisenegir)の方にいただければ幸いです。
また、今回の構築、実はあみゅさんのシーズン2で使用していた構築に多大なる影響を受けております。ラプラス、バンギラス、エースバーン、ドリュウズがそうです。ポケモン対戦を始めるにあたって、まずは強い人のパーティを参考にしよう、ということで長年実況活動をやられているあみゅさんのパーティを参考にしました。下記にリンクを貼っておきます。個人的にも今後のあみゅさんの活躍を期待しております。
URL;https://ch.nicovideo.jp/amyu_agunomu/blomaga/ar1861338
以上です。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。